今週の丸山元気!

NHKマイルC 好コンビのダンツプリウス「焦らずに考えて」

[ 2016年5月6日 05:30 ]

 今週は土日合わせて15鞍に騎乗します。NHKマイルCのダンツプリウスをはじめ、今週もチャンスがありそうな馬がいますし、精一杯頑張りたいと思います。

 ショウナンガッチャ(土曜9R)は今まではそんなことはなかったんですが、前走はハミ受けが少し悪かったですね。過去の成績からハミ受けがまともならもっとやれていい馬なので、改めて期待しています。

 ブラックウィンダム(日曜2R)はこの中間、僕が毎回調教をしていますが、だいぶ良くなってきました。これぐらいの距離も良さそうですし、もっとやれてもいい馬だと思っています。

 ダンディーアロー(日曜6R)は新馬戦で乗せて乗らいましたが、センスのあるいい勝ち方でした。その後は一息ですけど、もっとやれてもいいと思っています。

 ダンツプリウス(日曜11R)は毎回頑張って走ってくれますね。5枠10番、丁度いい枠が当たりました。左回りも経験していますし、コース替りも問題ないはず。前走は抜け出して遊ぶようなところがあったので、前に行く馬を目標にしながら、早めに先頭に立たないように、焦らずに追い出しのタイミングを考えて乗りたいですね。いい結果を残せるように頑張ります。

 今週も応援をよろしくお願いします。

 【山崎の見解】
 ●土曜日(5月7日・新潟)
 5R トウシンスパーク ☆☆
 新馬戦で2着があるように素質は秘めている。前走は包まれて7着だったが、勝ち馬とは0・3秒差。新潟外回りで能力全開なら上位食い込みも。叩いて動き良化のグラシアール、距離延長は好材料のラーダー、渋太さがあるロビーナが上位候補か。

 6R エテ ☆☆
 前走はダートで7着に敗れたが、2、5着があるように芝1200メートルはベストの条件。調教で好時計をマークするなど仕上がりは良く、リフレッシュ効果が見込める今回は巻き返しも。前走は若さを見せながらも直線ではいい決め手を見せたウィズリーガーデン、持ち時計が優秀なジングルベルロック、芝1200メートルで前走変わり身を見せたプロイエットが上位候補か。

 7R アイヅラブリー ☆
 大敗続きでなかなか成績が上がってこない。鞍上の腕で少しでも前進があればいいが…。前走はチグハグな競馬だったマイティーハニー、先手を奪えれば渋太いクライミングローズ、展開待ちだがマクる競馬が板に付いてきたマダムウルルが上位候補か。

 8R ヴェイルドスケール ☆☆
 ムラ駆けだが、2走前に3着があるように、上位にこれる脚力はある。今回は先行馬が揃い、ハイペースになれば出番も。中央再転入でいきなり3着とメドを立てたテキスタイルアート、500万では力量上位のエイシンカーニバル、終い堅実なサンビショップが上位候補か。

 9R ショウナンガッチャ ☆☆☆
 アテにしづらい面は相変わらずだが、能力はあり、新潟ダート1800メートルも現級2着がある舞台。丸山騎手も手の内に入れており、展開ひとつで上位食い込みも。堅実なトミケンシェルフ、久々も好仕上がりのマコトグロズヌイ、中央再転入初戦の前走が好内容だったバイザスコットが強敵か。

 10R ヤマニンエルフィン ☆☆☆
 未勝利の身だが、現級でも2着2回3着1回があるように500万でも通用。長くいい脚を使えるタイプで直線の長い新潟外回りは歓迎。今回のメンバーなら上位争い可能。終い堅実なマコトギンスバーグ、前走は厳しい展開だったロードグリッター、新潟は相性が良いメイショウミソラが強敵か。

 11R スペルオンミー ☆☆
 初めての直線競馬になるが、折り合い面から条件替わりは魅力。追い切りでは抜群の動きを見せており、変わる可能性は十分。アイビスSD2着など直線競馬の適性は高いフクノドリーム、久々も好仕上がりのプリンセスムーン、先行力があるペイシャフェリスが上位候補か。

 12R サウンドドゥイット ☆☆☆
 前走は大外枠から楽に好位につけ、直線でも差を詰めて2着。ペースに恵まれた感はあったが、収穫のあるレース振りで、再度上位争い可能。終い堅実なユメノマイホーム、使いつつ復調気配のケイアイヴァーゲ、先行力があるオートクレールが強敵か。

 ●日曜日(5月8日・東京)
 2R ブラックウィンダム ☆
 距離が長かったとはいえ、前走は11着大敗。距離短縮で前進は見込めそうだが…。前走は出遅れが応えたブライトピスケス、使いつつ内容が良くなっているコントロールタワー、好馬体で素質高いアジアハイウェイが上位候補か。

 3R コスモオリオン ☆
 初戦は後方のまま16着。叩いた効果で前進があればいいが…。前走はロスの多い競馬だったアムネスティ、距離短縮は好材料のアズナヴァル、終い堅実なチャパラルバードが上位候補か。

 6R ダンディーアロー ☆
 丸山騎手が騎乗して新馬勝ち。ただ、その後の成績が一息。自己条件に戻って、前進があればだが…。強敵相手に差のない競馬をしているノガロ、前走は外々を回るロスがあったサンセットトウホク、前走は直線で不利があったクインズサンが上位候補か。

 7R ハードアスリート ☆
 500万ではメドが立っていない現状。距離短縮で前進があればいいが…。決め手上位のファインダッシュ、東京替わりは好材料のダイチヴェルデ、前走は脚を余し不完全燃焼のアサクサレーサーが上位候補か。

 8R アドマイヤガスト ☆
 毎回8着前後で、ワンパンチ足りない競馬続き。現状では展開の助けが必要か。前走快勝のデルカイザー、前走の粘り上々で復調気配のヤマトダイアンサス、一叩きされて動き良化のエニグマバリエートが上位候補か。

 10R ナリタハリケーン ☆☆
 展開の助けは必要だが、3~4走前から、ハンデ戦なら差のない競馬が可能。今回は逃げ先行馬が数頭おり、末脚が生きる流れになれば食い込みも。前走は脚を余したドコフクカゼ、東京2100メートルはベストのアポロケンタッキー、長くいい脚を使えるサージェントバッジが上位候補か。

 11R ダンツプリウス ☆☆☆☆
 1600メートルは7戦して[2221]とベスト距離。丸山騎手とのコンビも5戦して[2210]と好相性。速い上がり勝負になった時の不安はあるが、レースセンスの良さと勝負根性の強さは大きな武器。左回りも経験済みで、ここでも上位争い可能。長くいい脚を使えるアーバンキッド、クイーンCを破格の好時計で制したメジャーエンブレム、相手なりで堅実なストーミーシーが強敵か。

 ▽丸山元気 1990年群馬県伊勢崎市生まれ。日本中央競馬会(JRA)の騎手。美浦トレーニングセンターの根本康広厩舎所属。競馬学校25期生。2009年3月1日、中山3Rでデビュー。同年7月11日、札幌2Rでオンザスローンに騎乗し初勝利を挙げた。2011年5月8日、新潟11Rでセイクリッドバレーに騎乗し重賞初勝利。同年10月13日、シェアースマイルでエーデルワイス賞に騎乗し地方交流重賞初制覇。

 ▽山崎啓介 1982年生まれの北海道出身。2007年に専門紙「一馬(現・優馬)」に入社した新米トラックマン。美浦の想定班で、若手の調教師、騎手との繋がりが深い。現在も「優馬」のホープとなるべく、日々勉強中。

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