今週の丸山元気!

冬の小倉最終週 好調維持チタンクレバー「そろそろ決めないと」

[ 2016年3月4日 05:30 ]

 今週は土日合わせて18鞍に騎乗します。冬の小倉開催は今週で最後となりますが、たくさんの騎乗依頼をいただきました。いい結果を残せるように頑張りたいと思います。

 マイネルライヒ(土曜7R)は近走の終いの脚は堅実です。あとは小倉3戦目がどうかですね。

 マイネルフレスコ(土曜10R)は長距離は合っていますね。できれば一雨降って渋った馬場が理想ですけど、最終週ですし、少し時計のかかる馬場になれば更に上位も目指せそうです。

 ブレイクエース(土曜11R)は追い切りの動きは良かったです。ハンデは少し見込まれましたが、昇級でも差はないと思っています。

 ベルリネッタ(土曜12R)は丁度いい枠が当たりました。前走のような競馬が合っていますし、タメればいい脚を使ってくれるので楽しみにしています。

 チタンクレバー(日曜5R)は前走後はこちらに滞在していますが、状態は良いですよ。メンバー的にもそろそろ決めないといけないですね。

 セプテントリオ(日曜6R)は気難しい面があるので、強気な競馬よりも自分の競馬をしてどこまで頑張ってくれるかですね。

 エクスシア(日曜8R)は僕が乗った2走前はいい脚を使ってくれました。今回も終い勝負で、あとはハマるかどうかですね。

 ペルルクロシュ(日曜10R)は前走頑張ってくれましたが、良馬場の芝でどうかは正直やってみないとわかりません。前走のような緩い馬場になってくれればいいのですが。

 トラストルシファー(日曜11R)は中間の動きは良いですよ。昇級になりますが、うまく立ち回ればチャンスはあると思っていますし、できれば内枠が当たってほしいですね。

 今週も応援をよろしくお願いします。

 【山崎の見解】
 ●土曜日(3月5日・小倉)
 1R オヒアレフア ☆
 前走は伸びずバテずの競馬で7着。距離2度目で前進はありそうだが、恵まれないと上位争いまでは…。使いつつ競馬内容が良くなっているキタサンコトブキ、前走は初の1000メートルでも対応できたフュテール、休み明けを叩かれ上積み十分のメイショウサイジンが上位候補か。

 3R ラブカテリーナ ☆☆
 前走12着も、格上挑戦で仕方ない結果。新馬戦で見せたように小回り向きの先行力があり、平坦1200メートルなら粘り込みも。前走は出遅れながらも終いはいい脚を見せたサカジロテンオー、ブリンカー着用でもう一押しを狙うカノヤパリティ、滞在と小回り平坦で変り身を見せたアクティベートが上位候補か。

 4R チェストケハーツ ☆☆
 終いの脚は堅実で着順は安定。現状では展開の助けは必要だが、小倉特有の乱ペースになれば食い込む余地はありそう。休み明けの前走でも2着と素質示したシンシアズブレス、小回りは合うリップルトウショウ、前走はチグハグな競馬で不完全燃焼のクリノサンスーシが上位候補か。

 5R タイセイアモーレ ☆
 新馬戦で3着はあるが、その後の成績が一息。芝に戻して前進があればいいが…。前走は外々を回りながらも3着と力を見せたダノンエール、小回りは合うワンスインアライフ、堅実なルーレットクイーンが上位候補か。

 7R マイネルライヒ ☆☆☆
 滞在が合っているようで、近2走が2、3着と安定した成績。終いの脚は堅実で、今回も上位争い可能。小回り向きの先行力と渋太さがあるイェドプリオル、長くいい脚を使えるツクバイーメーカー、休み明けも仕上がり良好のルヴァンカーが強敵か。

 9R ダンツカペラ ☆
 未勝利勝ち後の成績が一息。勝ち鞍のある1800メートルに戻して、少しでも前進があればいいが…。近走は道悪に泣かされているコスモメリー、大型馬で使いつつ調子を上げているフェイトカラー、タメが利けば鋭い脚を使えるグレイスミノルが上位候補か。

 10R マイネルフレスコ ☆☆☆
 過去に現級勝ちがある実績馬。スパッとは切れないが、長くいい脚を使うタイプで小回り2600メートルはベスト。鞍上も2度目なら上位食い込みは十分可能。終い堅実なハイプレッシャー、小回りは合うザイディックメア、クラス慣れしてきたシップーコウライが強敵か。

 11R ブレイクエース ☆☆
 脚抜きのいいダートとはいえ、前走の勝ち時計1分44秒7は優秀。良血馬が軌道に乗ってきた印象で、今回のメンバーでハンデ戦なら、昇級でも差はなさそう。前走快勝でダート適性は高いタガノヴェリテ、小倉は相性が良いコスモラヴモア、斤量減は好材料のエイヴィアンボスが上位候補か。

 12R ベルリネッタ ☆☆☆☆
 今までは前々での競馬が目立っていたが、前走は控える競馬で2着と新味が出た印象。丸山騎手も手の内に入れており、今回も上位争い可能。距離2度目となるブラックバード、一叩きされて動きが良くなったグレイトチャーター、いい決め手を持っているコスモマイルールが強敵か。

 ●日曜日(3月6日・小倉)
 1R ヤマタケジャイアン ☆☆☆
 終いに脚を使えるようになり、徐々に競馬内容は良化。乱ペースになりやすい小倉なら、末脚がハマる可能性も。2戦連続2着と安定感が出てきたモンストルコント、一息入れた前走が見せ場十分だったサンライズウィズ、使いつつ着順を上げているデスマッチが強敵か。

 2R メジャーフォルム ☆☆☆
 近走成績は一息だが、2歳~3歳春の成績から500万でも力は通用。初めての1000メートルだが、持ち前の先行力を生かせれば粘り込みも可能。坂路で好時計をマークし状態良好のセトアロー、終い堅実なハッピーロングラン、小倉で未勝利戦を楽勝しているタイキラトナンジュが強敵か。

 4R ハットプレイ ☆☆
 着順こそ目立たないが、全3走の終いの脚は堅実。阪神外回りや京都の瞬発力勝負では分が悪かったが、小倉なら上位食い込みがあっても。立ち回りが上手なダノンプレシャス、一息入れて動きが良くなったモズジョイ、前走はスタート後に不利があったヒロインボーイが上位候補か。

 5R チタンクレバー ☆☆☆☆☆
 4戦連続2着と、今の未勝利では力量上位は明らか。持ち時計も優秀で、今回のメンバーなら勝ち負け必至。小回り1200メートルで変り身を見せたジェイラー、初芝の前走が見所十分だったアジロ、小柄で平坦替りは好材料のハトマークレディが強敵か。

 6R セプテントリオ ☆☆☆
 前走は長くいい脚を使い3着。過去に福島でも好走しているように小回り2400メートルは合っており、やや低調な今回のメンバーなら再度上位争い可能。小倉は相性が良いデルマコテツ、終い一辺倒だが末脚は堅実なポップアップハート、一叩きされて上積み十分のフォースフィールドが強敵か。

 8R エクスシア ☆☆
 丸山騎手が騎乗した2走前が上々の末脚。他力本願な面はあるが、最終週の馬場なら末脚が炸裂する可能性も。小回り向きの渋太さがあるサビーナクレスタ、小倉は相性が良いゼンノイザナギ、終い堅実なヴァッフシュテルケが上位候補か。

 10R ペルルクロシュ ☆☆☆
 前走は昇級初戦で実績の乏しい芝替りと条件は厳しかったが、直線で渋太く伸びてきて0・3秒差4着。コメントはやや慎重だが、良馬場でも最終週で少し時計のかかる馬場ならそれほど割り引く必要はなく、今回のメンバーなら上位食い込みも。前走の勝ち時計が優秀なミスズスター、使いつつ若さが解消されてきたバトルグランドリイ、1200メートルでは堅実なマイネルパッセが強敵か。

 11R トラストルシファー ☆☆
 函館で未勝利を勝ち、前走は小倉で500万勝ち。滞在競馬は合っており、力を付けてデキも良い今なら1000万でも差はないはず。前走の末脚が目立っていたジェネラルゴジップ、使いつつ調教の動きは良くなっているアトム、小倉は相性が良いサンセットスカイが上位候補か。

 12R コパノハミルトン ☆
 2走前は4着に好走しているが、展開が向いた印象。前走が案外で、現状では恵まれないと…。小回りは合うレトロロック、堅実なマイネルプレッジ、器用さがあるビオラフォーエバーが上位候補か。

 ▽丸山元気 1990年群馬県伊勢崎市生まれ。日本中央競馬会(JRA)の騎手。美浦トレーニングセンターの根本康広厩舎所属。競馬学校25期生。2009年3月1日、中山3Rでデビュー。同年7月11日、札幌2Rでオンザスローンに騎乗し初勝利を挙げた。2011年5月8日、新潟11Rでセイクリッドバレーに騎乗し重賞初勝利。同年10月13日、シェアースマイルでエーデルワイス賞に騎乗し地方交流重賞初制覇。

 ▽山崎啓介 1982年生まれの北海道出身。2007年に専門紙「一馬(現・優馬)」に入社した新米トラックマン。美浦の想定班で、若手の調教師、騎手との繋がりが深い。現在も「優馬」のホープとなるべく、日々勉強中。

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