今週の丸山元気!

カゼノトビラ 地力生かして上位うかがう 「今週も好結果を」

[ 2016年1月22日 05:30 ]

 今週は土日合わせて15鞍に騎乗します。テン乗りの馬が多いですけど、今週もいい結果を残せるように頑張りたいと思います。

 ラインフェルス(土曜8R)は中京の1900メートルぐらいが一番合っていると思います。中間跨りましたが、稽古は動かない馬で何とも言えませんが、使いつつ調子を上げていると思いますし、メンバ-的にもチャンスがありそうですね。

 ラチェット(日曜1R)はダート云々よりもゲート次第ですね。スタートを決めて前々で運べれば違うと思います。

 カゼノトビラ(日曜6R)は力はある馬ですが、まだ動きは本物ではありません。地力でどこまでやれるかですね。

 イッシンドウタイ(日曜11R)は久し振りに乗らせてもらいます。重賞でも好走していますし、終いはしっかりしている馬なので、うまく展開が向いてほしいですね。

 今週も応援をよろしくお願いします。

 【山崎の見解】
 ●土曜日(1月23日・中京)
 1R エンジェルサイン ☆☆☆
 外々を回るロスがあり勝ち馬とは離れた6着だが、前走は後方から追い上げ一応のダート適性は示した。2回使って調教は確実に良くなっており、今回のメンバーなら上位争い可能。前走は内で包まれ不完全燃焼のシゲルクロダイ、追い切りで好時計をマークし状態上向きのカレンコマンドール、広い中京替りはプラスのカフジプリンスが強敵か。

 2R エイコオレクレール ☆
 2戦して共に2桁着順。再度短距離を試してどこまで変わるかだが…。終いは堅実なビリケンラッシュ、先行力があるテンプルツリー、動き抜群のラインスラッガーが上位候補か。

 3R ウエスタンパレス ☆
 大敗続きで成績が上がってこない現状。距離短縮と鞍上の腕で少しでも前進があればいいが…。まだ底を見せていないゼアミ、ダートでは安定しているフライングニンバス、前走はチグハグな競馬だったアヴェーヌモンが上位候補か。

 7R ティノ ☆
 小回り平坦の小倉では好走しているが、その後の成績が一息。小柄でタフな中京1400メートルが合うかどうかは…。2戦連続2着と安定しているミスズスター、外へ膨れ気味だった前走から左回りは合いそうなピッツバーグ、前走の終いの伸びに見所があったチェイスダウンが上位候補か。

 8R ラインフェルス ☆☆☆☆
 前走はメンバーが揃っていたなかで3着と、クラスのメドが立つ好内容。稽古は動かず、使い込んで良くなるタイプ。走り頃の叩き3戦目で上位争い必至。前走は包まれ脚を余したチャオ、1000万でも勝ち負けの競馬をしているサトノバリアント、前走は折り合いを欠いたシーサイドバウンドが強敵か。

 9R スカーレットデビル ☆☆
 3走前に0・2秒差5着があるように500万でも通用する力はある。近走は距離や道悪で結果が一息だが、良馬場で今回のメンバーなら上位食い込みは十分可能。好位で器用に立ち回れるザハッピエスト、好仕上がりで実績も上位のモンテエベレスト、上がりのかかる中京は合いそうなピエールドリュヌが上位候補か。

 10R バーバリライオン ☆
 色々な条件を試しているが、なかなか成績が上がってこない。現状では恵まれないと…。前走は出遅れが応えたレッドカーペット、折り合い面から距離短縮は歓迎のショウナンアヴィド、タメが利けば終いは脚を使えるペイシャフェリシタが上位候補か。

 11R フジインザスカイ ☆
 1000万ではメドが立っていない現状。休み明けで調教の動きもやや物足りず、上位争いまでは…。ゲートがネックも終いは堅実なスマートラファエル、中京1900メートルは相性が良いビーチブレイブ、血統馬でまだ底を見せていないオーサムレジェンドが上位候補か。

 12R ベルメール ☆
 未勝利勝ちの時計は優秀だが、約7ヵ月振りの実戦で調教の動きはもう一つ。先々は通用しそうだが…。上がりのかかる中京は合うリッチガール、近走は道悪で力を出し切れていないティックルゴールド、前走は距離が忙しかったマラムデールが上位候補か。

 ●日曜日(1月24日・中京)
 1R ラチェット ☆☆
 2走前に2着があるように先行できれば渋太いタイプ。血統からダート替りも問題なく、低調な今回の組み合わせなら上位食い込みも。安定感十分のアルセナーレ、前走の終いの伸びは上々だったマーキークラブ、調教の動きは抜群のグローリアスロウラが上位候補か。

 3R ホープトウショウ ☆
 2戦して共に2桁着順。使いつつこの馬なりに状態は上がっている印象だが、ガラリ一変までは…。立て直され好仕上がりのビップフウマ、去勢効果で前走変り身を見せたキタサンコトブキ、渋太さがあるヨシオが上位候補か。

 5R ヤマニンレガリーノ ☆☆
 入念に乗り込まれて、坂路の動きや時計は及第点。芝の中距離が合いそうなタイプで、前々で運べれば渋太さを生かせそう。好馬体で力強いフットワークをしているショウナンタイザン、栗東坂路で好時計をマークしているトレジャーハンター、入念に乗り込まれ好仕上がりのベラポーサが上位候補か。

 6R カゼノトビラ ☆☆
 過去に現級で2着2回があるように500万でも通用する力はある。入厩して日が浅く本調子には一息だが、今回のメンバーなら地力の高さで食い込みも可能。好仕上がりで血統からダート替りもプラスのシラユキ、終い堅実なトーコーヴィオラ、中京は相性が良いセングウが上位候補か。

 9R サンマルスカイ ☆
 長期休養明けを考慮しても前走16着は負け過ぎの印象。叩いた効果で前進は可能だが…。終い堅実なポップアップハート、渋太さがあるウェイトアンドシー、距離延長は歓迎のカネータが上位候補か。

 11R イッシンドウタイ ☆
 マーチS2着など実績は上位だが、その後の成績が一息。どちらかというと中山やローカルなど小回り向きでもあり、上位争いまでは…。充実著しいロワジャルダン、前走は息の入らない厳しい展開だったモンドクラッセ、実績上位のインカンテーションが上位候補か。

 ▽丸山元気 1990年群馬県伊勢崎市生まれ。日本中央競馬会(JRA)の騎手。美浦トレーニングセンターの根本康広厩舎所属。競馬学校25期生。2009年3月1日、中山3Rでデビュー。同年7月11日、札幌2Rでオンザスローンに騎乗し初勝利を挙げた。2011年5月8日、新潟11Rでセイクリッドバレーに騎乗し重賞初勝利。同年10月13日、シェアースマイルでエーデルワイス賞に騎乗し地方交流重賞初制覇。

 ▽山崎啓介 1982年生まれの北海道出身。2007年に専門紙「一馬(現・優馬)」に入社した新米トラックマン。美浦の想定班で、若手の調教師、騎手との繋がりが深い。現在も「優馬」のホープとなるべく、日々勉強中。

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