今週の丸山元気!

左回り合う ミュゼダルタニアン 状態良く「ここで決めたい」

[ 2016年1月15日 05:30 ]

 今週は土日合わせて12鞍に騎乗します。チャンスがありそうな馬がいますし、いい結果を残せるように頑張りたいと思います。

 ミュゼダルタニアン(土曜9R)の前走は最後手前を替えなかったので、左回りの方がいいと思います。状態も良いですし、ここで決めたいですね。

 トーホウハニー(土曜10R)は追い切りで乗りましたが、いい動きでした。少し馬を怖がる面がありますが、能力は高い馬ですし、うまく乗ってあげたいですね。

 ナイトブルーミング(日曜7R)の前走は頑張っていましたね。久し振りの左回りがどうかですけど、ダートを使っている近走内容は悪くはないですし、更に上位を目指したいと思います。

 アブマーシュ(日曜11R)は近走の成績が一息ですが、具合さえ戻っていれば好勝負できると思います。

 今週も応援をよろしくお願いします。

 【山崎の見解】
 ●土曜日(1月16日・中京)
 1R キークラッカー ☆
 先行力はあるが、芝ではワンパンチ足りない競馬続き。ダート替りでどこまで詰めの甘さをカバーできるか…。前走の走破時計が優秀なプライズコレクター、初戦は勝負根性を見せ好内容の2着だったスズカミラージュ、長くいい脚を使えるスノードルフィンが上位候補か。

 2R ディアメラク ☆
 初戦は好位につけるも、ズルズルと後退し13着。まだ体力が付き切っていない印象で、もう少し時間が必要か。使いつつ着実に競馬内容が良くなっているケンコンイッテキ、ハイペースを先行して3着に粘った前走が好内容のワンダーリーデル、走法から左回りは歓迎のカイソクポリスが上位候補か。

 9R ミュゼダルタニアン ☆☆☆☆
 前走は正攻法の競馬をするも直線では内にモタれて2着惜敗。それでも走破時計は優秀で、左回りに戻るもの好材料。今回のメンバーなら上位争い必至。好仕上がりで好位で立ち回れる器用さもあるカルナヴァレスコ、前走は不向きな展開だったサダムロードショー、近走は道悪に泣かされているマイネルレオーネが上位候補か。

 10R トーホウハニー ☆☆☆☆
 放牧で立て直した前走は、中団から長くいい脚を使い0・1秒差3着。昨春には強敵相手に差のない競馬をしているように素質は高く、叩き2戦目で鞍上も2度目なら好勝負必至。爪の不安が解消し成績安定のダノンブライト、ここにきて地力をつけているクィーンパレット、前走で復調気配のマラムデールが強敵か。

 ●日曜日(1月17日・中京)
 1R ブラックウィンダム ☆
 使いつつ着順を上げているが、もうワンパンチ欲しい現状。鞍上の腕で更に前進があればいいが…。初戦は若さを見せ5着だったがスピードに見所が あったアジロ、坂路で好時計をマークし好仕上がりのキタサンコトブキ、競馬を覚えて成績が安定してきたグランジュテが上位候補か。

 5R コスモブランカ ☆☆
 スタートが遅く器用さに欠ける内容から、広い中京に替わるのは歓迎。開幕週の馬場を味方にし、前々で運べれば粘り込みも可能か。長くいい脚を使えるインザサイレンス、後の重賞勝ち馬には敗れたが前走が好内容の2着だったダノンプレシャス、スタートが課題もスピードは上位のキタサンミサイルが上位候補か。

 6R カシマホープスター ☆☆
 十分過ぎるほど乗り込み太目感のない仕上がり。ダート向きのがっちりとした馬体で血統背景も良く、初戦から差のない競馬ができそう。坂路で水準以上の時計をマークしているコウザンベル、最終追い切りの動きが上々だったバトルハルトマン、乗り込み十分で一追い毎に動きも良くなっているマグナムバローズが上位候補か。

 7R ナイトブルーミング ☆☆
 前走は中団から脚を使い5着と、ダート3戦目で確実に内容は良化。直線の長い中京替りは魅力で、やや低調な今回のメンバーなら上位食い込みも十分可能。骨折明けだが好仕上がりで素質も高いモアニケアラ、渋太さがあるゲットクローサー、終い堅実なクロカミノオトメが強敵か。

 9R ベルリネッタ ☆☆
 過去に現級勝ちを含め500万での好走歴は多数。休み明けで追い切りの動きはもう一つだが、終いは堅実で今回のメンバーなら差のない競馬ができそう。叩いた上積み十分で距離短縮も好材料のロイヤルストリート、終い堅実なシャンデリアハウス、好仕上がりで芝では底を見せていないアドマイヤ ジャズが上位候補か。

 10R ノーモアゲーム ☆ 
 新馬勝ち後は見せ場がなく物足りない内容続き。もう少しクラス慣れが必要な印象。前走は出遅れてチグハグな競馬だったデピュティプライム、優秀な時計で未勝利を勝ち上がったドライヴナイト、新馬戦が楽勝で立て直した効果も窺えるゼンノサーベイヤーが上位候補か。

 11R アブマーシュ ☆☆☆☆
 前走は不利があり、2走前は道悪と近2走の敗因は明白。3勝を挙げている左回りに替わるのは好材料で、捌きやすい頭数も歓迎。巻き返しの可能性は十分。ここにきて渋太さが増してきたヴィクタープライム、堅実なアットウィル、中京は相性が良いシンデレラボーイが強敵か。

 12R アドマイヤガスト ☆☆
 今回の舞台である中京2000メートルは、夏に500万を勝った舞台。休み明けになるが乗り込み量は豊富で、終いの生きる流れになれば上位食い込みも。長くいい脚を使えるカラフルブラッサム、一叩きされて上積み十分のグランアルマダ、渋太さがあるサンデーウィザードが上位候補か。

 ▽丸山元気 1990年群馬県伊勢崎市生まれ。日本中央競馬会(JRA)の騎手。美浦トレーニングセンターの根本康広厩舎所属。競馬学校25期生。2009年3月1日、中山3Rでデビュー。同年7月11日、札幌2Rでオンザスローンに騎乗し初勝利を挙げた。2011年5月8日、新潟11Rでセイクリッドバレーに騎乗し重賞初勝利。同年10月13日、シェアースマイルでエーデルワイス賞に騎乗し地方交流重賞初制覇。

 ▽山崎啓介 1982年生まれの北海道出身。2007年に専門紙「一馬(現・優馬)」に入社した新米トラックマン。美浦の想定班で、若手の調教師、騎手との繋がりが深い。現在も「優馬」のホープとなるべく、日々勉強中。

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