今週の丸山元気!

ダイワズットラブ 終い勝負で主役へ 差し決まる条件が追い風

[ 2015年10月23日 05:30 ]

 今週は土日合わせて16鞍に騎乗します。今週もたくさんの騎乗依頼を頂いて、チャンスがありそうな馬も多くいます。いい結果を残せるように頑張りたいですね。

 フレンドスイート(土曜6R)は新潟は得意ですし、牝馬限定戦なら力は上ですからね。今回のメンバーなら楽しみです。

 コマクサ(土曜8R)の前走は最後にいい脚を使ってくれましたね。着狙いのような前半焦らせない競馬が合っていると思います。あとは展開がハマるかどうかですね。

 チタンクレバー(日曜2R)は気性的に少し難しい面がありますが、いいモノは持っています。スピードはありますし、直線競馬も却っていいかもしれないですね。

 ワンスインナムーン(日曜5R)は気性は素直ですし、いいモノを持っている馬です。強いメンバーが揃いましたが、この馬も初戦からやれていい馬です。

 ダイワズットラブ(日曜7R)は追い切りの動き自体は良かったです。少しうるさい面がありますし、ゲートの不安も残りますが、今の新潟は差しが決まりますし、終い勝負でどこまでやれるかです。

 今週も応援をよろしくお願いします。

 【山崎の見解】
 ●土曜日(10月24日・新潟)
 3Rオーロラッシュ ☆☆
 終いの脚は堅実で、過去に現級2着の実績あり。新潟は先行有利だが、今回は先行馬も揃いハイペースになれば上位食い込みも可能。前走は出遅れが応えたマルカメテオ、新潟は相性が良いミキノグランプリ、久々だが動き良好のプリンディスが上位候補か。

 5Rアルマカイルア ☆☆
 前走は外々を回りながらも長くいい脚を使い4着。終いを生かす競馬を覚えてきた印象で、新潟外回りで末脚全開なら上位食い込みも。前走は直線で不利があったディクタム、センスが良いダンツペレット、前走の末脚が目立っていたロビーナが上位候補か。

 6Rフレンドスイート ☆☆☆☆
 近2走は牡馬混合戦だったが、成績を上げているように使いつつ本調子に近づいてきた印象。牝馬限定戦の新潟ダート1800メートルは春に現級勝ちがある舞台。低調な今回のメンバーなら上位争い必至。決め手あるノーブルソニック、好仕上がりのセレッソレアル、先行力があるアンジェラスベルが強敵か。

 8Rコマクサ ☆☆
 クラス慣れしてきた印象で、前走も直線では脚を使い5着。低調な今回の組み合わせなら、流れひとつで上位食い込みも可能か。休み明けだが仕上がり良好のタマモマズルカ、一叩きされて動きが良くなっているマックスユーキャン、500万勝ちの実績があるマルカロゼッタが上位候補か。

 9Rジョーウォルター ☆☆☆☆
 長くいい脚を使い、近走は大崩れなし。直線の長い新潟外回りは好材料で、差しが届く今の馬場なら今回も上位争い可能。前走は久々が影響したブラックムーン、新潟は相性が良いシークレットベース、荒削りだが未勝利勝ちの内容が良いステラレガーロが強敵か。

 10Rアドマイヤウイング ☆☆
 ややパンチ不足の印象だが、競馬センスが良く、近走も大きくは崩れていない。新潟内回りなら立ち回りひとつで上位に食い込める可能性も。前走は脚を余したチャパラ、1000万でも2着がある実績馬プレストウィック、芝でも安定しているトウケイアローが上位候補か。

 12Rミラクルアイドル ☆☆☆
 直線競馬は2勝と得意で現級勝ちの実績もある。前走は道悪と使い詰めが影響し伸びを欠いたが、立て直された今回は巻き返しの可能性は十分。終い堅実なリュウツバメとウールーシュヴァル、前走は相手が悪かったインヴォークが強敵か。

 ●日曜日(10月25日・新潟)
 2Rチタンクレバー ☆☆☆☆
 初戦は楽に先行するスピードを見せ0・1秒差の2着。素軽さが出て叩いた上積みは十分。直線競馬向きのスピードもあり上位争いは十分可能。直線競馬は2戦して2着2回のフレンドソング、楽に先手を奪えるスピードがあるグリマープリンセス、前走の終いの脚が目立っていたショコラが強敵か。

 3Rオアフライダー ☆☆☆
 やや乗り難しい面はあるが、現級勝ちや3走前2着など500万なら力量上位の存在。気分良く走らせる事が前提になるが、鞍上の手腕ひとつで上位争い可能。前々で立ち回れるセンスがあるオルナ、終いは堅実なメイショウユメハチ、新潟で勝ち鞍があるケンベストカフェが強敵か。

 5Rワンスインナムーン ☆☆☆☆
 古馬1600万のオメガキングティーに先着や、先週新馬勝ちしたアーバンキッドより互角以上の動きを披露するなど、素質は相当高い。乗り込み本数は少ないが、小柄で仕上がりも良く上位争い可能。質の高い併せ馬を消化しているソングライティング、好馬体で軽快な動きを見せているダノングランツ、入念に乗り込まれて動きも素軽いプリンセスノワールが強敵か。

 6Rパラダイスガーデン ☆☆
 昇級初戦だった前走も楽に先行できるスピードは見せたが、中山の急坂で脚が鈍り12着。現状では平坦がベストで、未勝利を勝った新潟に戻れば前進可能。ダートでは底を見せていないエイシンバランサー、現級勝ちの実績があるサビーナクレスタ、前走がメドの立つ内容だったシゲルゴホウサイが上位候補か。

 7Rダイワズットラブ ☆☆☆☆
 いい決め手を持っており、現級2着の実績もある。前走は疲れがあり伸びを欠いたが、立て直して差しの利く今の馬場なら一変する可能性も。終い堅実なダノンルージュ、前走は道悪が応えたサトノネネ、立ち回りが上手なアースプレイが強敵か。

 9Rアドマイヤキンカク ☆☆☆
 芝・ダートは問わないタイプで、現級勝ちを含め500万での好走歴は多数。休み明けがどうかだが、やや手薄な今回のメンバーなら地力で上位進出も。控える競馬で新味を見せたトーホウスペンサー、終い堅実で新潟外回りは合いそうなダブルイーグル、長期休養明けだが動きが素軽いチャリシーが強敵か。

 10Rアドマイヤライン ☆☆☆
 過去に現級での好走歴は多数。前走は窮屈になり脚を余したが、新潟外回りで能力全開なら上位食い込みも。決め手上位のリノリオ、前走は不利があったアルパーシャン、5戦連続で2着のリーサルウェポンが強敵か。

 11Rミリオンヴォルツ ☆☆
 前走6着も勝ち馬とは0・5秒差。徐々にクラス慣れしてきた印象で、仕上がりも良い今回は上位食い込みも。まだ底を見せていないブルドッグボス、先手を奪えれば渋太いペイシャモンシェリ、決め手に磨きがかかってきたキタサンミカヅキが上位候補か。

 12Rモントボーゲン ☆
 500万ではワンパンチ足りない競馬続き。リフレッシュ放牧の効果でどこまでどこまで変わるかだが…。1400メートルはベストのシャンデリアハウス、初芝の前走で3着と適性示したアドマイヤリバティ、新潟は相性が良いエスユーハリケーンが上位候補か。

 ▽丸山元気 1990年群馬県伊勢崎市生まれ。日本中央競馬会(JRA)の騎手。美浦トレーニングセンターの根本康広厩舎所属。競馬学校25期生。2009年3月1日、中山3Rでデビュー。同年7月11日、札幌2Rでオンザスローンに騎乗し初勝利を挙げた。2011年5月8日、新潟11Rでセイクリッドバレーに騎乗し重賞初勝利。同年10月13日、シェアースマイルでエーデルワイス賞に騎乗し地方交流重賞初制覇。

 ▽山崎啓介 1982年生まれの北海道出身。2007年に専門紙「一馬(現・優馬)」に入社した新米トラックマン。美浦の想定班で、若手の調教師、騎手との繋がりが深い。現在も「優馬」のホープとなるべく、日々勉強中。

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