能力上位ベーリングメファ　スムーズな競馬なら勝ち負け必至

　今週は土日合わせて１５鞍に騎乗します。最終週の福島、いい形で締めくくりたいと思っています。

　ポワソンダブリル（土曜１Ｒ）は距離は問題ないと思います。最近は堅実ですし、あとはゲート次第ですね。

　デトロイトカフェ（土曜７Ｒ）は動きは悪くありませんでした。前々の競馬で全能力を発揮したいと考えています。

　トシストロング（土曜１０Ｒ）は前走の末脚が良かったですね。あとは展開がハマるかどうかだと思います。

　ベーリングメファ（日曜６Ｒ）は惜しいレース続きですが、未勝利なら能力上位。スムーズな競馬ができれば勝ち負けできるので、内枠が当たってほしいですね。

　ナイトブルーミング（日曜１０Ｒ）も内枠が希望。休み明けで少し重いかもしれませんが、一追い毎に動きは良くなっていますし、上位争いを期待しています。

　ブルジュオン（日曜１１Ｒ）は終いの脚がしっかりしていますからね。差しが届く馬場になっていてほしいですね。

　イレプレイスブル（日曜１２Ｒ）は休み明けですけど、動きはいいですよ。５００万 なら力は上位ですし、楽しみにしています。

　今週も応援をよろしくお願いします。

【山崎の見解】
●土曜日（４月２５日・福島）
１Ｒポワソンダブリル　☆☆
　チークＰ着用後は４、５着と安定感がでてきた。立ち回りが上手くなり、小回りの１２００メートルはむしろ歓迎。流れひとつで上位食い込みも可能。テンのスピード上位のディスティニーガイ、坂の緩い福島替りは好材料のヒカリピオニー、休み明けの前走でも少差３着だったモンサンナシーラが上位候補か。

６Ｒシャトーウインド　☆☆
　ワンパンチ足りない反面、大崩れが少ないタイプ。小倉で未勝利を勝ち上がっているように、コース形態の似た福島１７００メートルは好材料。器用さを生かし 粘り込みが期待できそう。素質十分で休み明けの前走でも２着と力を示したシーリーヴェール、長くいい脚を使えるメイショウヒコボシ、久々のダートだが適性十分のサムソンズシエルが上位候補か。

７Ｒデトロイトカフェ　☆☆☆
　終いの脚は堅実で、近２走がともに勝ち馬と０・２秒差。小回り向きの機動力があり、好メンバーが揃ったが能力はヒケを取らない。前走が惜しい２着だったマウントミッチェル、渋太さがあるフォルサ、堅実なマイネルプロンプトが強敵か。

９Ｒミラクルピッチ　☆
　過去に現級勝ちがあるが、年齢的なものか近走成績が一息。乗り慣れた丸山騎手に戻り、どこまで前進できるかだが・・・。１０００万でも勝ち負けの競馬をしているエムエムアリオーン、太めの前走を叩かれ上積み十分のサンレイクウッド、堅実で大崩れが少ないステーキが上位候補か。

１０Ｒトシストロング　☆☆☆☆
　前走は先行有利な開幕週だったが、後方から追い上げて３着。差す競馬が板についてきた印象で、今回も上位争い可能。完全に復調したクリノコマチ、久々だが好仕上がりのヨッテウタッテ、条件ベストのユキノラムセスが強敵か。

１１Ｒリラヴァティ　☆☆☆☆
　まだ準ＯＰの身だが、３歳時には重賞で３着３回があるように能力は見劣らない。同型との兼ね合いがカギになるが、小回り向きの渋太さがあり、今回のメンバーでも差のない競馬が可能。Ｇ１でも差のない競馬をしているブランネージュ、前走の末脚上々で復調気配のオメガハートロック、決め手十分のパワースポットが強敵か。

●日曜日（４月２６日・福島）
２Ｒメイショウタケツル　☆
　追い切りの動きは悪くないが、２戦とも２桁着順。芝１２００に条件を一新して、どこまで変わるかだが・・・。２戦連続で２着のヘットロー、前走は出遅れが響いたネミッサ、芝１２００で変り身を見せたトウケイウルフが上位候補か。

３Ｒナンヨーアイリッド　☆
　２戦とも大敗しているように、まだ力が付き切っていない印象。初ダートでどこまで変わるかだが・・・。マイペースなら渋太いキャプテンバローズとサクラモチ、長くいい脚を使えるテイケイネクサスが上位候補か。

５Ｒショウナンワグナー　☆
　これまで３戦しているが、全て２桁着順。小回り２６００メートルで前進あれば・・・。坂の緩い福島ならもう一粘りできそうなマイネルリコルド、追ってからが渋太いララエクラテール、終いの脚が上々のトミケンルーシッドが上位候補か。

６Ｒベーリングメファ　☆☆☆☆
　毎回終いの脚は堅実で、６戦して５回馬券圏内。福島の経験もあり、今回の手薄なメンバー構成なら上位争い可能。福島は相性が良いハッピーノリチャン、いい決め手があるベツァオバーン、芝替りは好材料のタケショウビクターが強敵か。

７Ｒジュールドトネール ☆☆☆
　前走は芝で大敗したが、実績から断然ダート向き。関西圏のレースで５着にきた２走前の内容は良く、かなり手薄な今回のメンバーなら上位食い込み可能。ダート２６００メートルはベストのチュウワストライク、前に行ければ渋太いジャックポット、安定感が出てきたオルドリンが強敵か。

９Ｒナリタキャッツアイ　☆
　現級でも好走歴は多数あるが、いい頃のパフォーマンスと比べると近走は一息。初の中距離でどこまで変わるかだが・・・。気性面が成長し安定感が出てきたエスティレジェンド、堅実なサンライズアルブル、展開待ちの面はあるが長くいい脚を使えるカノヤプレジデントが上位候補か。

１０Ｒナイトブルーミング　☆☆☆☆
　約半年振りになるが、追い切りで上々の時計をマークするなど仕上がり良好。福島２０００メートルは未勝利勝ちをした舞台。立て直された今回は巻き返しも十分可能。終い堅実なキネオダンサー、小回りは合うキズナエンドレス、ムラ駆けだが能力はあるマイネボニータが強敵か。

１１Ｒブルジュオン　☆☆☆
　他力本願な面は残るが、終いの脚は堅実。小回りの福島替りは好材料で、最終週の馬場なら流れひとつで上位食い込みも可能。心身ともに成長してきたサビーナクレスタ、前走はブリンカー着用で３着に好走したモーニングコール、福島は相性が良いラインミーティアが上位候補か。

１２Ｒイレプレイスブル　☆☆☆
　現級勝ちを含め５００万での好走歴は多数。鉄砲が利くタイプで、休み明けでも差のない競馬ができそう。前走は仕掛けが早すぎたレッドグルック、一叩きされて動き良化のショウナンマルシェ、差す競馬ができた前走は収穫大のシンボリジャズが強敵か。

　▽丸山元気　１９９０年群馬県伊勢崎市生まれ。日本中央競馬会（ＪＲＡ）の騎手。美浦トレーニングセンターの根本康広厩舎所属。競馬 学校２５期生。２００９年３月１日、中山３Ｒでデビュー。同年７月１１日、札幌２Ｒでオンザスローンに騎乗し初勝利を挙げた。２０１１年５月８ 日、新潟１１Ｒでセイクリッドバレーに騎乗し重賞初勝利。同年１０月１３日、シェアースマイルでエーデルワイス賞に騎乗し地方交流重賞初制覇。

　▽山崎啓介　１９８２年生まれの北海道出身。２００７年に専門紙「一馬(現・優馬)」に入社した新米トラックマン。美浦の想定班で、若手の調教師、騎手との繋がりが深い。現在も「優馬」のホープとなるべく、日々勉強中。