今週の丸山元気!

好調気配漂うサノイチ 流れ次第で上位争いも 楽しみな初騎乗 

[ 2015年4月17日 05:30 ]

今週は福島で17鞍に騎乗する丸山元気騎手
Photo By 提供写真

 今週は土日合わせて17鞍に騎乗します。今週もたくさんの騎乗依頼を頂きました。

 ステイハッピー(土曜4R)の前走は逃げる形になりましたが、特にハナにはこだわりませんし、前走もよく頑張っていましたからね。もっとやれると思います。

 ニシノフクオトコ(土曜5R)は動きは悪くはありませんが、体が減っている点が気がかり。能力はある馬ですが、当日の気配がポイントになりますね。

 セプティエーム(土曜6R)は能力はあるので、前走のように自分の競馬をしてどこまで粘れるかですね。

 サノイチ(土曜11R)は追い切りの動きは良かったですよ。初めて乗るので何ともいえませんが、距離は少し忙しいと思いますがチークPを着けますし、流れに乗れれば上位争いできる力は持っていますからね。楽しみにしています。

 アドマイヤネアルコ(日曜11R)は福島は得意ですし、いつも通り自分の競馬をしてどこまで粘れるかですね。

 今週も応援をよろしくお願いします。

【山崎の見解】
●土曜日(4月18日・福島)
1Rモズアリュール ☆☆☆
 前走は5着も、坂を上がってからの伸びは上々。ゆったり運べる1700メートルの方が合っていそうで、平坦に近い福島なら上位争いも十分可能。 一戦毎にレースを覚え安定感が出てきたアスタキサンチン、チークPの効果で粘りが増したクインズアベンチャ、放牧明けも好仕上がりのノイエヴェルトが強敵か。

2Rトーホウバード ☆☆☆☆
 テンのスピードがあり小回り1200メートルはベストの条件。休み明けだが仕上がりも良く、手薄な今回のメンバーなら上位争い可能。末脚堅実なトレノレージョ、中間の動きが抜群のレオサーパス、前走は外々を回るロスがあったグラマ ラスカーヴが強敵か。

4Rステイハッピー ☆☆☆☆
 前走6着も、無理なく先手を奪い勝ち馬とは僅か0・3秒差。新馬戦ではレッツゴードンキの2着があるように素質は高く、マイペースなら上位食い込み可能。器用で自在性があるファインドヌーヴ、初出走だが良血馬で一追い毎に動きも良くなっているアマラントカット、前走は直線で不利があったベッラフィグラが強敵か。

5Rニシノフクオトコ ☆☆
 前走は直線で接触する不利がありチグハグな競馬。前々で器用に立ち回れるタイプで小回り1200メートルはベスト。スムーズなら上位食い込みも可能。いい決め手があるダイワズットラブ、安定感があるデルマチョウスケ、古馬と互角の動きを見せ好仕上がりのレオフラッパーが上位候補か。

6Rセプティエーム ☆☆☆☆
 前走はチークPの効果で最後まで集中して走り2着。小回りに替わるのは好材料で、今回も好勝負可能。直線の短い福島なら粘りが増しそうなシグナルアロー、好仕上がりで新馬戦2着の実績もあるシップーコウライ、長くいい脚を使えるサンチェロキーが強敵か。

9Rビキニスタイル ☆☆☆☆
 勝ち味に遅いが、どのコースでも終いの脚は堅実。コンスタントに使っているが中間の気配も良く、流れひとつで上位争い可能。距離を延ばした前走が好内容の2着だったサグレス、安定感があるウインオリアート、好時計で未勝利勝ちがあるように500万でも力は足りるエイシンノーティスが強敵か。

10Rインプレショニスト ☆☆☆☆
 芝2600メートルは2戦して2着2回。切れないが渋太く脚を使えるタイプで、今回も上位争いは十分可能。長距離では末脚が安定しているルーベ ンスクラフト、馬具を工夫しもう一押しを狙うペンタトニック、長期休養明けだが1000万でも勝ち負けの競馬をしているトルークマクトが強敵か。

11Rサノイチ ☆☆☆☆
 現級で2、3着が1回ずつ。左回りほどの安定感はないが、いい決め手を持っており、流れひとつで上位争い可能。前走は向正面で不利がありチグハグだったヴィクタシア、終い堅実なシュナップス、福島1150メートルは得意で優秀な持ち時計があるキクノラフィカが強敵か。

12Rガラッシアファータ ☆
 昇級初戦だった前走が15着。もう少しクラス慣れが必要か。前走は道悪が応えたミッキーマンデー、小回り替りは好材料のスリーカーニバル、福島は相性がいいカシノワルツが上位候補か。

●日曜日(4月19日・福島)
1Rトミケンモヴェール ☆☆
 テンションの高さが課題だが、毎回終いの脚は堅実。流れひとつで上位食い込みも十分可能。ゲート難が解消し成績が安定してきたラッキーダン、休み明けも好仕上がりのモンサンナシーラ、距離短縮に対応し前走2着だったブリンディスが上位候補か。

2Rハイスピードバイオ ☆
 初戦が17着。リフレッシュ放牧の効果と距離短縮でどこまで変わるかだが・・・。立ち回りは上手なプラントアゲン、入念に乗り込み好仕上がりのフクノグローリア、非力で芝替りは好材料のブロンディジェニーが上位候補か。

3Rポッドカイザー ☆
 放牧明けになるが、乗り込み本数が少なくやや急仕上げの印象。使いつつ良くなってからか。安定感が出てきたヴェリタスキング、長くいい脚を使えるゴールドクェスト、一叩きされて状態上向きのリミットブレイクが上位候補か。

6Rディアマイベイビー ☆
 折り合いを欠くなど、相変わらず気性面での不安が残る現状。初ダートでどこまで変わるかだが・・・。使いつつ復調気配のモンシュシュ、距離延長は歓迎のラヴァズアゲイン、前走は初ダートで2着と適性示したタイセイティグレスが上位候補か。

7Rイスルギ ☆☆
 3走前に福島1200メートルで4着があるようにコース適性は十分。かなり手薄な今回のメンバーなら食い込みも十分可能。心房細動明けだが迫力ある動きで好仕上がりのプラチナブロンド、好仕上がりで福島との相性も良いランパスキャット、使いつつ力を付けているグランツが上位候補か。

8Rスピーディードータ ☆
 年齢的なものか、近走が2桁着順続き。叩いた効果と鞍上の腕でどこまでやれるかだが・・・。ブリンカー着用後は安定しているホワイトポピー、福島巧者のヤマニンアタシャン、安定感が出てきたスイートガーデンが上位候補か。

11Rアドマイヤネアルコ ☆☆
 7歳馬だが、前走も勝ち馬と0・3秒差だったように年齢的な衰えはない。福島2600メートルは相性がいい舞台。マイペースなら粘り込みも。前走が復調窺える内容だったアグリッパーバイオ、小回りの長距離はベストのラルプデュエズ、好仕上がりで福島も合うアンブリッジローズが上位候補か。

12Rローハイド ☆☆☆☆
 勝ち味に遅いが、3戦連続で馬券圏内にきているように安定感は抜群。一瞬の切れを生かせる小回りは合っており、今回も好勝負必至。長くいい脚を使えるリノリオ、差す競馬が板に付いてきたベネフィットユー、マイペースなら渋太いローレルトルネードが強敵か。

 ▽丸山元気 1990年群馬県伊勢崎市生まれ。日本中央競馬会(JRA)の騎手。美浦トレーニングセンターの根本康広厩舎所属。競馬 学校25期生。2009年3月1日、中山3Rでデビュー。同年7月11日、札幌2Rでオンザスローンに騎乗し初勝利を挙げた。2011年5月8 日、新潟11Rでセイクリッドバレーに騎乗し重賞初勝利。同年10月13日、シェアースマイルでエーデルワイス賞に騎乗し地方交流重賞初制覇。

 ▽山崎啓介 1982年生まれの北海道出身。2007年に専門紙「一馬(現・優馬)」に入社した新米トラックマン。美浦の想定班で、若手の調教師、騎手との繋がりが深い。現在も「優馬」のホープとなるべく、日々勉強中。

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