今週の丸山元気!

ニシノフクオトコで一発狙う 中間の動き◎ 距離短縮も好材料

[ 2015年2月13日 05:30 ]

 今週は土日合わせて13鞍に騎乗します。今週もチャンスがありそうな馬が多く揃いました。

 サンライズシーズン(土曜1R)はまだ体質の弱さが残っていますが、いいスピードがありますからね。うまく壁を作って運べれば、もっとやれると思っています。

 ベーリングメファ(土曜3R)の前走は道悪でしたからね。中間、小倉の天気はいいですし、良馬場で臨めればチャンスはあると思っています。

 レッドジゼル(土曜11R)は福島で乗せてもらった時の勝ち方が良かったですね。1000万でも勝ち負けの競馬をしている馬ですし、リズム良く運べれば上位争いできると思っています。

 クラウドチェンバー(土曜12R)は中間に乗りましたが、いい馬ですよ。あとはゲート次第。スタートを五分に出て流れに乗れれば、チャンスはありそうです。

 ニシノフクオトコ(日曜3R)は中間の動きが凄くいいですよ。1200メートルに短くなるのもいいと思いますし、一発を狙っています。

 アドマイヤクーガー(日曜12R)は自分の競馬に徹すれば、終いはいい脚を使いますからね。あとは展開がハマるかどうかですね。

 今週も応援をよろしくお願いします。

【山崎の見解】
土曜日(2月14日)
1Rサンライズシーズン ☆☆
 前走は直線で失速し11着も、抜群のスタートで先行しスピードは見せた。小回り平坦の1000メートルは合いそうで、揉まれずスムーズなら前進可能。久々の前走でも少差4着だったオレンジピークス、減量起用に平坦替りと条件が好転するオルフィーク、立て直した前走が好内容の3着だったニンニクマンが上位候補か。

3Rベーリングメファ ☆☆☆☆
 前走は道悪に加えて、終始外を回らされるロスがありながらも3着。終いは堅実で中間の気配も良好。スムーズな競馬ができれば上位争い可能。芝では決め手上位のユメノマイホーム、久々も好仕上がりのマルヨバクシン、先行力があるクラウンシトラスが強敵か。

4Rファルブナイト ☆
 ここまで4戦しているが、新馬戦の7着が最高着順。もう少し力を付けないと…。使いつつ粘りが増してきたワンダーアツレッタ、小回り替りは魅力のブルローネ、終いの脚は堅実なミスズダンディーが上位候補か。

5Rスヴァラッシー ☆
 未勝利勝ちの時計やメンバーレベルは平凡で、昇級後の成績も一息。放牧で立て直した効果で、どこまで変わるかだが…。長くいい脚を使えるオーシャンブルグ、使いつつ復調してきたモンシュシュ、久々も好仕上がりのムーントラベラーが上位候補か。

7Rエクスパーシヴ ☆☆☆
 小回り平坦のコースは合っており、現級での好走歴は多数。いい決め手を持っており、終いの生きる流れになれば上位食い込み可能。前走2着で更に調子も上げているダイワソフィー、いい脚が一瞬しか使えず小回りはむしろ合いそうなサトノネネ、好仕上がりで滞在競馬も合うオールオブナイトが強敵か。

8Rシホウ ☆☆☆☆
 前走は直線で他馬に寄られる不利がありながらも3着。小倉で未勝利を勝っているようにコース替りは歓迎。叩いた上積みも見込め、上位争いは十分可能。3歳春に強敵相手と差のない競馬をしているダノンアンビシャス、現級勝ちがあるサダムロードショー、中央再転厩になるが中央500万でも通用する素質は持っているダノンロンシャンが強敵か。

11Rレッドジゼル ☆☆☆☆
 2走前に丸山騎手が騎乗して500万勝ち。過去に現級2着2回の実績があり、立ち回るが巧く小回りの小倉替りも好材料。定量戦でも上位争いは十分可能。相手なりで堅実なベルニーニ、約1年振りになるが乗り込み十分で仕上がり良好のサトノロブロイ、良血馬でまだ上を目指せるモンドシャルナが強敵か。

12Rクラウドチェンバー ☆☆☆☆
 芝の短距離で差す競馬が板に付いてきた印象で、近3走は勝ち馬とは少差。中間の動きも抜群で、今回も上位争い可能。先行力がありスピード上位のラヴィオリ、前走はチグハグな競馬だったツクバアラモード、一叩きされて動きが変わったコウエイタケルが強敵か。

日曜日(2月15日)
1Rマラカイトスター ☆
 新馬戦で3着の実績はあるが、その後は低迷続きの成績。平坦小回りでどこまで変わるかだが…。小回り向きの器用さがあるガラドリエル、初ダートで3着と適性示したノンリケット、中間の追い切りで好時計をマークしているアスタキサンチンが上位候補か。

2Rサンマルヴィグラス ☆☆☆☆
 1000メートルは1勝2着3回がある得意な距離。小倉実績も十分で今回の手薄なメンバーなら上位争い可能。久々も好仕上がりのリッシンロケット、折り合い面から距離短縮は歓迎のダンディーソル、前走はスタートで躓く不利があったトウショウハマーが強敵か。

3Rニシノフクオトコ ☆☆☆☆
 近2走は終いが甘くなったが、先行できるスピードは示した。距離短縮は好材料で、1200メートルなら粘り込みも可能か。前走は大外枠が応えたワタシダイナマイト、一瞬の切れを生かせる小回りの方が良さそうなプリズム、テンのスピード十分のイサチルホープが強敵か。

10Rサダムダイジョウブ ☆☆☆
 休み明けになるが、乗り込み量は十分。芝・ダート問わず堅実なタイプで、課題のゲートさえクリアすれば、上位食い込みは可能。使いつつ調子を上げているグリーンラヴ、小倉巧者のテイエムレンジャー、未勝利勝ちが優秀で叩いた上積みも大きいインターンシップが強敵か。

12Rアドマイヤクーガー ☆☆☆
 展開待ちの面はあるが、終いの脚は毎回堅実。中間の追い切りで好時計をマークし仕上がりも良好。流れひとつで上位食い込みも可能か。芝では安定しているローズミラクル、小倉は相性が良いキタサンエピソード、前々で運べれば渋太いヴァイサーリッターが強敵か。

 ▽丸山元気 1990年群馬県伊勢崎市生まれ。日本中央競馬会(JRA)の騎手。美浦トレーニングセンターの根本康広厩舎所属。競馬 学校25期生。2009年3月1日、中山3Rでデビュー。同年7月11日、札幌2Rでオンザスローンに騎乗し初勝利を挙げた。2011年5月8 日、新潟11Rでセイクリッドバレーに騎乗し重賞初勝利。同年10月13日、シェアースマイルでエーデルワイス賞に騎乗し地方交流重賞初制覇。

 ▽山崎啓介 1982年生まれの北海道出身。2007年に専門紙「一馬(現・優馬)」に入社した新米トラックマン。美浦の想定班で、若手の調教師、騎手との繋がりが深い。現在も「優馬」のホープとなるべく、日々勉強中。

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