今週の丸山元気!

ゲンキチハヤブサ「中山では案外」でも小倉で改めて期待 

[ 2015年2月6日 05:30 ]

 今週は土日合わせて13鞍に騎乗します。追い切りに乗って感触をつかんでいる馬もいますし、力を出してあげられるようにエスコートしたいと思います。

 ミラクルピッチ(土曜6R)は具合はいいですよ。久し振りの1000メートルになりますが、うまく流れに乗れれば、差のない競馬ができそうです。

 ジェラテリアバール(土曜9R)は順調にきていて、状態は良さそうですね。道中うまく脚を溜める事ができれば、チャンスがあると思っています。

 ガラッシアファータ(土曜12R)は門別で勝っていますが、芝向きだと思います。動きも良かったですし、中央500万でも力の差はないと思います。

 イスルギ(日曜8R)の前走は惜しい競馬でしたね。前走同様にロスなく立ち回ってどこまでやれるかですね。

 ゲンキチハヤブサ(日曜10R)は中山では案外だったので、平坦の小倉に替るのは好材料ですね。できれば内枠が希望。未勝利勝ちが強かったですし、スムーズな競馬ができれば500万でも上位争いできると思っています。

 今週も応援をよろしくお願いします。

【山崎の見解】
土曜日(2月7日)
2Rストレートラブ ☆☆
 勝ち味に遅いが、毎回終いの脚は堅実。小倉特有の乱ペースになれば、展開がハマる可能性も。使いつつ調子を上げているアイリッシュハープ、小回りの方が合うブロンクスシルバー、安定感があるグランドエンジェルが上位候補か。

3Rカフジオリオン ☆☆☆☆
 前走は8着だったが、先行馬には厳しい馬場状態。小回り向きの先行力があり、開幕週の馬場なら粘り込みも可能。決め手上位のイキオイ、休み明けだが追い切りで好時計をマークしているグローリアポンテ、ソエの影響があった前回より状態が良いドリームポリーニが強敵か。

6Rミラクルピッチ ☆
 先行力はあるが、ワンパンチ足りない競馬続き。小回り平坦でもう一押しがあればいいが…。折り合い面から距離短縮は好材料のギャラクシーエクス、抜群の動きで好仕上がりのステーキ、ハマった時の末脚強烈なスリーエスペラントが上位候補か。

8Rグインネヴィア ☆☆
 成績にムラはあるが、現級で2着2回があるように通用する力は持っている。先行できれば渋太く、小回り平坦で開幕週の馬場なら粘り込みも可能。一息入れて立て直したゴースルー、間隔を開けた方がいいタイプのタルトオポム、好仕上がりでブリンカー効果も見込めるカレンヴィットリアが上位候補か。

9Rジェラテリアバール ☆☆☆
 やや気難しい面がある馬だが、近2走の末脚は見所十分。差す競馬が板に付いてきた印象で、開幕週でも流れひとつで上位食い込み可能。前走は前が壁になり不完全燃焼のヤマニンマルキーザ、小回り向きの先行力があるショウナンバグース、実績がある芝に戻るケントヒーローが強敵か。

10Rレインオーバー ☆☆
 後方から早めに動いて差し切った未勝利勝ちが好内容。展開の助けは必要だが、500万でも通用する脚力は持っている馬。小倉特有の速い流れにな れば、上位にきても不思議ではない。前走が復調うかがえる内容だったローハイド、小倉は相性がいいワクワクカンヲ、すんなり先手を奪えれば渋太いビオラフォーエバーが上位候補か。

11Rエーペックス ☆
 過去に現級でも2着の実績はあるが、年齢的なものか近走が大敗続き。再度53キロのハンデと小回り替りで前進あればいいが…。好時計で500万を勝っている素質馬トップボンバー、好仕上がりで小回りも合っているヴァンヘルシング、相手なりで堅実なサンライズバロンが上位候補か。

12Rガラッシアファータ ☆
 昨年の夏に、地方の門別で未勝利を脱出。今回は休み明けに加えて昇級初戦。持ち時計も他馬と比べて見劣り、メドの立つ競馬ができれば上出来か。1000万でも2着がある実績馬サチノリーダース、渋太さがあるダラニ、末脚堅実なハイマウンテンが上位候補か。

日曜日(2月8日)
6Rコンプリートゲーム ☆☆
 小回りは合っており、過去に現級勝ちの実績もある。冬場で太目残りの不安はあるが、小倉への長距離輸送で体が絞れていれば上位にきても不思議ではない。一息入れた前走が好内容の2着だったデンコウリキ、未勝利戦を楽勝した小倉に替るグッドタイムロール、力を付け中央500万でもメドが立ったコスモカウピリが上位候補か。

8Rイスルギ ☆☆
 前走はロスなく立ち回れたとはいえ、終いの脚は見所十分の4着。現状では小回り平坦の1200メートルは合っており、今回のやや手薄なメンバーなら更に上位も可能。好仕上がりで小倉とも相性が良いメイショウライナー、小倉1200メートルで未勝利勝ちがあるスパイスシャワー、開幕週向きの先行力があるオールパーパスが上位候補か。

10Rゲンキチハヤブサ ☆☆☆☆
 手応えの割に伸び切れなかった近2走から、平坦の小倉に替るのは好材料。前走より相手関係も楽になった印象があり、今回のメンバーなら上位争い可能。抜群の動きを見せ好仕上がりのシラユキ、前走が着差以上に余力十分だったゲネラルプローベ、テンのスピード抜群のマジックシャトルが強敵か。

11Rゴールドブライアン ☆☆
 一瞬の脚を使える小倉は合っており、3戦して馬券圏内が2回。乗り込み本数の割に仕上がりも良く、今回のメンバーなら上位食い込みも可能。平坦小回りが合うティアーモ、安定感があるテイエムダイパワー、使いつつ調子を上げているゲットアテープが上位候補か。

12Rヤマニンシェリル ☆☆
 過去に今回と同じ小倉1800メートルで現級勝ちの実績あり。小回り向きの先行力があり、開幕週の馬場なら粘り込みも可能か。気性面が成長してきたセンセーション、終い堅実なビキニスタイル、小回りは合うマルクナッテが上位候補か。

 ▽丸山元気 1990年群馬県伊勢崎市生まれ。日本中央競馬会(JRA)の騎手。美浦トレーニングセンターの根本康広厩舎所属。競馬 学校25期生。2009年3月1日、中山3Rでデビュー。同年7月11日、札幌2Rでオンザスローンに騎乗し初勝利を挙げた。2011年5月8 日、新潟11Rでセイクリッドバレーに騎乗し重賞初勝利。同年10月13日、シェアースマイルでエーデルワイス賞に騎乗し地方交流重賞初制覇。

 ▽山崎啓介 1982年生まれの北海道出身。2007年に専門紙「一馬(現・優馬)」に入社した新米トラックマン。美浦の想定班で、若手の調教師、騎手との繋がりが深い。現在も「優馬」のホープとなるべく、日々勉強中。

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