今週の丸山元気!

ダートにも適性あり ソードラック「変わり身を期待」

[ 2015年1月9日 05:30 ]

 今週は3日間合わせて11鞍に騎乗します。重賞を含めてチャンスがありそうな馬がいますし、いい結果を残せるように頑張りたいと思います。

 ソードラック(土曜7R)は初ダートになりますが、適性はあると思います。 500万でも勝ち負けの競馬をしているように能力はありますし、変り身を期待しています。

 ゲンキチハヤブサ(土曜9R)の前走は手応えの割に追ってからが意外と伸びませんでした。内枠が絶対条件になりますが、もう少し前で運んでどこまでやれるかですね。

 ガンマーフォンテン(日曜2R)は乗り味が良く走る馬ですよ。叩き3戦目で息ができていれば、ガラッと変わっても不思議ではないと思っています。

 ステイハッピー(日曜5R)は気の悪さがどうかですが、能力通りなら十分勝ち負けできる素質はあります。

 スズカプリオール(日曜8R)の前走はスタートで挟まり位置取りが悪くなりましたからね。それでも中央でもやれる力は見せてくれましたし、スムーズなら更に上位も可能だと思います。

 アドマイヤピンク(月曜11R)は追い切りに乗りましたが、中間も順調にきていますし、状態は変わらずいいですね。理想は前回よりももうひとつ前のポジション。いい決め手を持っていますし、今回の相手でも十分やれる素質はあると思っています。

 今週も応援をよろしくお願いします。

◎山崎の見解

土曜日(1月10日)
1Rエクセレントガール ☆☆
 休み明けになるが、中間の追い切りでは好時計をマークするなど動きは抜群。先行力がありダート1200メートルにも対応可能。変わる可能性も十分。初戦2着のスズダリア、堅実なトゥルームーン、使いつつ追い切りの動きが良くなってきたドリームメモリーが上位候補か。

2Rアクティブボス ☆
 4戦して全て2桁着順。現状では力不足は否めない。終い堅実なテイケイネクサス、新馬戦2着のドラゴンブルース、血統からダート替りは歓迎のマーブルヒルが上位候補か。

6Rプレスクアイル ☆☆☆☆
 入厩後の乗り込み本数は少ないが、太目感なく軽快な動きも目に付く。半兄に5勝を挙げたキングレオポルドがいるなど血統背景も確かで、初戦から上位争い可能とみる。入念に乗り込まれて動きも力強いアサクサハヤブサ、好馬体で一追い毎に反応が良くなっているウインアヴァンティ、入念に併せ 馬を消化しているトリプルミッションが強敵か。

7Rソードラック ☆☆☆
 現級で2着2回があるように500万では力量上位の存在。ややワンパンチ足りない競馬内容からダート替りは好材料で、今回の相手なら上位争いも十分可能。前走はチグハグな競馬になったストロングバルドル。終い堅実なディアポジション、使いつつ復調気配のヴィルトグラーフが強敵か。

9Rゲンキチハヤブサ ☆☆☆
 前走は勝ち馬と0・4秒差だったが、直線で外に立ち直すロスが響いた印象。内が有利な今の馬場は合っており、スムーズなら上位争い可能。前走は出遅れに加えて直線でも狭くなったアルマクレヨン、決め手上位のキッズライトオン、前走が圧巻の強さだったビヨンジオールが強敵か。

日曜日(1月11日)
2Rガンマーフォンテン ☆☆☆
 大型馬で使いつつ動きが良化。丸山騎手も好感触の様子で、叩き3戦目で今回のメンバーなら穴を開ける可能性も。2戦連続で2着のオケアノス、パワフルな走りでダート替りは好材料のココスタイル、中間の動きが良いシングンパワーが上位候補か。

5Rステイハッピー ☆☆
 まだ幼い面は残っているが、新馬戦でレッツゴードンキの2着があるように好素質の持ち主。休み明けでも動きは良く、メンバーは揃ったが上位食い込みも十分可能。競馬センスが良いビーウィッチド、ブリンカーで前走一変したランデックヒルズ、叩いて動きが変わったジュンヌフィーユが強敵か。

8Rスズカプリオール ☆☆☆
 前走はスタート後に挟まる不利がありながらも4着。中央500万でもメドが立ち、叩いた上積みが見込める今回は更に上位も可能。地力強化が著しいアキノアッパー、現級勝ちがあるツインプラネット、動きに迫力が出て体調アップのツインプラネットが強敵か。

月曜日(1月12日)
4Rキンショーナデシコ ☆
 乗り込み本数は十分だが、なかなか時計が詰ってこない。使いつつ良くなってからか。抜群の動きで素質十分のマルターズシャトル、スタートダッシュが速くスピード十分のニシノアンジュ、最終追い切りで古馬相手に互角の動きを見せ たダノンエンジェルが上位候補か。

9Rサンセルマン ☆
 1000万に再昇級後は2桁着順続き。メドの立つ競馬ができればいいが…。現級では力量上位のデルマヌラリヒョン、1200メートルは折り合いがスムーズなサルバドールハクイ、前走で現級でもメドが立ったヴァーノンが上位候補か。

11Rアドマイヤピンク ☆☆☆
 前走は展開が向いた感はあるが、直線での末脚は見所十分。走破時計も優秀で、決め手の生きる流れになれば重賞のここでも上位食い込みは十分可能。良血馬で素質高いカービングパス、強敵相手に差のない競馬をし続けているトーセンラーク、前走は前が壁になり脚を余したメイショウメイゲツが 強敵か。

 ▽丸山元気 1990年群馬県伊勢崎市生まれ。日本中央競馬会(JRA)の騎手。美浦トレーニングセンターの根本康広厩舎所属。競馬 学校25期生。2009年3月1日、中山3Rでデビュー。同年7月11日、札幌2Rでオンザスローンに騎乗し初勝利を挙げた。2011年5月8 日、新潟11Rでセイクリッドバレーに騎乗し重賞初勝利。同年10月13日、シェアースマイルでエーデルワイス賞に騎乗し地方交流重賞初制覇。

 ▽山崎啓介 1982年生まれの北海道出身。2007年に専門紙「一馬(現・優馬)」に入社した新米トラックマン。美浦の想定班で、若手の調教師、騎手との繋がりが深い。現在も「優馬」のホープとなるべく、日々勉強中。

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