今週から東京　一発狙うユキノユウダン「１４００Ｍはベスト」

　今週は３日間で１６鞍に騎乗します。どの馬も力を出してあげられるように乗って、少しでも上の着順にこれるように頑張りたいと思います。

　ユキノユウダン（土曜１２Ｒ）は福島でも頑張っていましたが、左回りはモタれる面を見せないですし、東京１４００メートルはベストですね。力がある馬ですし、一発を狙っています。

　クレバーパルマ（日曜７Ｒ）は終いはいい脚を使いますし、あとは展開がハマるかどうかですね。

　ベールグリーン（日曜８Ｒ）は前に行くと持ち味が生きないですね。うまくタメが利けばもっとやれると思います。

　ブライトライン（日曜１１Ｒ）は斤量は重いですけど、力はある馬ですからね。スタートに気をつけて発馬さえ決まれば、オープンなら十分勝ち負けできるはず。久し振りに乗らせて頂きますが、楽しみにしています。

　ノースエット（月曜６Ｒ）はテン乗りになりますが、毎回いい脚を使うイメージを持っています。あとは展開が向くかどうかですね。
　
　今週も応援をよろしくお願いします。

◎山崎の見解

土曜日（１１月２２日）

１Ｒトリプルマーメード ☆
　２戦とも２桁着順。ダートで少しでも前進があればいいが…。新馬戦２着のマハロマナ、前走ダート適性を示したノーフェイト、抜群の動きで好仕上がりのエヴリホープが上位候補か。

３Ｒトーセンモバイル ☆
　新馬戦が１５着。大型馬で叩いた分の上積みはありそうだが、ガラリ一変までは…。前走は不向きな展開のなか３着まで追い上げたブライトバローズ、前走の終いの脚が目立っていたシャドウチェイサー、安定感があるレッドルヴァンが上位候補か。

４Ｒタマーラ ☆☆
　放牧明けになるが、Ｐコースで水準の時計をマークするなど休養前より動きは良い。直線の長いコースも魅力で前進は可能。前走は前が開かず不完全燃焼のフロレットアレー、立ち回りが上手いスターチェイサーとコスモカンプが上位候補か。

１２Ｒユキノユウダン ☆☆☆
　新潟で現級２着があるように、現状ではモタれる面を見せない左回りがベスト。距離短縮も好材料で、上位食い込みも十分可能。好仕上がりのロジプリンセス、強敵相手に差のない競馬をしているサクラディソール、前走は厳しい展開だったシングンジョーカーが強敵か。

日曜日（１１月２３日）

１Ｒビレッジカリビアン ☆☆
　前走は離された６着も、一応のダート適性は示した。先行できる強みもあり、今回の相手なら展開ひとつで粘り込みも可能か。前走は砂を被りチグハグだったアグスタ、前走の終いの脚が目立っていたナスノセイカン、使いつつ調子を上げているスループオブウォーが上位候補か。

３Ｒタマヨリモハヤク ☆☆
　ペースに恵まれたとはいえ、２走前６着時の粘りは上々。追い切りの動きも良く、芝に戻る今回は上位食い込みも可能。タメが利けば終いはいい脚を使うエースオブエース、一叩きされて動きが良くなったヴァンガードシチー、いい決め手を持っているダイアウルフが上位候補か。

６Ｒソラトブライオン ☆
　乗り込み量は十分だが、まだ追ってからの反応が一息で終いの時計が物足りない。使いつつ良くなるタイプか。古馬相手に互角以上の動きを見せているノンコノユメ、入念に乗り込まれて好仕上がりのマイグレートレルム、好馬体で血統からもダートが合いそうなラテラスが上位候補か。

７Ｒクレバーパルマ ☆☆☆
　展開に左右される面は残るが、ある程度ペースが流れれば直線で追い込んでくる脚力はある。展開ひとつで上位食い込みも可能。前走２着とメドが立ったサクラフローラ、堅実なタブルファンタジー、現級勝ちがあるマイネオレンジが強敵か。

８Ｒベールグリーン ☆☆
　前走は直線で前が塞がり不完全燃焼。過去に現級２着の実績があり、今回のメンバーでスムーズなら上位食い込みも十分可能。前走はチグハグな競馬だったグランドサッシュ、前走は上位２頭が強過ぎたショウナンマルシェ、条件ベストのエルシェロアスールが上位候補か。

１１Ｒブライトライン ☆☆☆☆
　近走成績は一息だが、昨年のみやこＳを制するなどオープン特別なら実績は上位。府中も合っており、体が絞れていれば上位食い込みも可能。前走は芝が合わなかったガンジス、５勝を挙げているように府中は滅法得意のシンボリエンパイア、終い堅実なツクバコガネオーが強敵か。

１２Ｒスマートルピナス ☆☆
　過去に現級での好走歴が多数。脚の使い所が難しいタイプだが、乗り慣れた丸山騎手なら問題なく、展開ひとつで食い込みも可能。乗り込み十分で好仕上がりのマンインザムーン、使いつつ調子を上げているパリカラノテガミ、先行できれば渋太いスパーブデイが上位候補か。

月曜日（１１月２４日）

２Ｒビレッジキャロル ☆
　初戦は好位追走も終いが甘くなり1１２着。もう少しレース慣れが必要な印象。前々で器用に立ち回れるトウショウカウント、前走ダートで変り身を見せたゴールドエッグ、好仕上がりでダートも合いそうなアウリンが上位候補か。

４Ｒココクイーン ☆☆
　小柄で乗り込み本数の割に仕上がっている印象だが、追い切りの時計は一息。使いつつ良くなってからか。キビキビとしたフットワークで素質がありそうなロッカフラベイビー、質の高い併せ馬を消化し追い切り時計も及第点のミストラ、最終追い切りで上々の動きを見せたレッドマジュールが上位候補か。

６Ｒノースエット ☆☆
　勝ち味に遅いが、毎回終いの脚は堅実。ある程度速いペースで流れてくれれば、上位食い込みも可能。府中では大崩れが少ないドレッシースタイル、現級勝ちがあるツインプラネット、安定感があるベリートゥベリーが上位候補か。

８Ｒダークサイド ☆☆
　未勝利勝ちや現級２着があるように、ゆったり流れる府中は合っている様子。折り合いに不安がなく２４００メートルでも問題なし。前々で気分良く走れば粘り込みも十分可能。決め手上位のカムイミンタラ、1000万でも勝ち負けの競馬をしているゴールドメイン、長くいい脚を使えるマテンロウボスが上位候補か。

１０Ｒタニセンジャッキー ☆☆
　近走は一息だが、過去に１０００万でも２着があるように力は持っている。一叩きされて状態は上向き。現状では１４００メートルもレースがしやすく上位食い込みも可能。本格化してきたトーセンマイティ、終い堅実なガッサンプレイ、好仕上がりで現級勝ちの実績もあるショウナンダイラが上位候補か。

　▽丸山元気　１９９０年群馬県伊勢崎市生まれ。日本中央競馬会（ＪＲＡ）の騎手。美浦トレーニングセンターの根本康広厩舎所属。競馬 学校２５期生。２００９年３月１日、中山３Ｒでデビュー。同年７月１１日、札幌２Ｒでオンザスローンに騎乗し初勝利を挙げた。２０１１年５月８ 日、新潟１１Ｒでセイクリッドバレーに騎乗し重賞初勝利。同年１０月１３日、シェアースマイルでエーデルワイス賞に騎乗し地方交流重賞初制覇。

　▽山崎啓介　１９８２年生まれの北海道出身。２００７年に専門紙「一馬(現・優馬)」に入社した新米トラックマン。美浦の想定班で、若手の調教師、騎手との繋がりが深い。現在も「優馬」のホープとなるべく、日々勉強中。