今週の丸山元気!

ユキノユウダン 一発もあり「追い切りの動きが良かった」

[ 2014年10月10日 05:30 ]

 今週の中央競馬は3日間。合わせて13鞍に騎乗させて頂きます。重賞にも乗らせて頂きいますし、いい結果を残せるように頑張りたいと思います。

 エレガントカシマシ(土曜5R)は小柄な牝馬でまだトモの弱さがあります。でも素質はありそうです今の段階でどこまでやれるか楽しみですね。

 オータムラヴ(土曜6R)は少しボテっとしている点がどうかですけど、終いは堅実ですし府中も合うと思います。この馬に合ういい展開になって欲しいですね。

 クラウンノキミ(土曜11R)は折り合いがカギになります。道中うまくなだめながら乗って上げて、少しでも上の着順にこれるように頑張りたいと思います。

 ミッキードリーム(日曜11R)の前走は着順ほど負けてないですからね。7歳馬ですけど元気一杯ですし、緩やかな流れになってくれれば、もう少し踏ん張ってくれると思っています。

 トリニティチャーチ(日曜12R)は府中の方が合いそうですし、終いはいい脚を使いますからね。あとは展開がハマるかどうかですね。

 ユキノユウダン(月曜7R)は追い切りの動きが良かったですし、ダート替わりはいいと思います。力はある馬ですし、一発を狙って頑張りたいと思います。

 今週も応援をよろしくお願いします。

◎山崎の見解

土曜日(10月11日)

5Rエレガントカシマシ ☆☆
 2週前にポリトラックで66秒台をマークするなど、追い切り時計は水準以上。芝向きの素軽い動きも目につき、コメントはやや慎重だが、今回のメンバーなら差のない競馬も可能か。好馬体で乗り込み量も豊富なエバーキュート、古馬相手に互角以上の動きを見せているルノンキュール、入念に乗り込まれて好仕上がりのダイワミランダが上位候補か。

6Rオータムラヴ ☆☆☆
 終いは堅実で直線の長い府中は好材料。今回はやや速い流れになりそうなメンバー構成で、この馬に展開も向きそう。1400メートルはベストのホワイトプラネット、まだ底を見せていないワイルドコットン、前走は包まれてチグハグな競馬だったランザンが強敵か。

11Rクラウンノキミ ☆
 前走は後方から差を詰めるも10着が精一杯。今回は更に相手が強くなり、折り合いに課題があるだけに距離延長にも不安が残る。次に繋がる競馬ができれば上出来か。前走は軽く仕掛けた程度で楽勝だったサトノフラム、優秀な上がりで新馬戦を勝ち上がったネオルミエール、立ち回りが器用なマイネルグルマンが上位候補か。

日曜日(10月12日)

5Rギンザミラージュ ☆
 今の時計のかかる坂路を考慮すれば、調教時計は及第点。ただ、ダートを除外になり再投票で芝を使うことになり、瞬発力勝負で上がりが速くなるとどうか。良血馬でキビキビとした動きも目につくドゥラメンテ、時計は平凡だが迫力ある動きをみせているロジナン、古馬相手に質の高い調教をこなしているアフェクシオンが上位候補か。

10Rダノンハラショー ☆
 1600万昇級後は馬券圏内なし。鞍上の腕でどこまで前進できるかだが…。東京コースは連対率100%のシンキングマシーン、実績あるダートに戻るインディーズゲーム、現級勝ちがあるダノンレジェンドが上位候補か。

11Rミッキードリーム ☆
 前走7着も0.3秒差。ただコメントは前向きだが、時計の要する馬場が合うタイプで、開幕週の瞬発力勝負では分が悪い印象。放牧明けだが好仕上がりのワールドエース、4勝を挙げているように東京は得意のディサイファ、1ハロン短縮は好材料のエアソミュールが上位候補か。

12Rトリニティチャーチ ☆☆☆
 今回と同じ東京ダート1400メートルで現級2着の実績あり。長くいい脚を使うタイプで、上位食い込みも十分可能。単騎逃げなら渋太いアクションバイオ、ハイレベルのユニコーンSで4着だったアンズチャン、地力強化が著しいプロトコルが強敵か。

月曜日(10月13日)

1Rテップシー ☆
 初戦が見せ場なく15着に大敗。もう少しレース慣れが必要か。前走は相手が悪かったメジャーフォルム、堅実なドリームメモリー、ダートで変り身をみせたセンコウノマイヒメが上位候補か。

2Rメモリアルウッド ☆
 中1週になるが、まだ太目の馬体。ウッドシップの弟で先々は期待できるが、もう少し経験してからか。良血馬で前走も2着惜敗のダノンプラチナ、直線の長いコースが合うシードパール、現状では芝向きのシーユーアゲンが上位候補か。

5Rクレバーパルマ ☆☆
 中京で現級3着があるように東京で直線が長くなるのは好材料。やや手薄なメンバー構成でもあり、展開ひとつで上位食い込みも十分可能。前走の終いの脚は見所十分だったプレシャスムーン、単騎逃げが叶いそうなクイーンラズベリ、前走はチグハグで力を出せずに終わったエンドレストライが上位候補か。

7Rユキノユウダン ☆☆☆☆
 初ダートがカギになるが、調教で好時計をマークしたように適性はありそう。現級での好走歴も多数あり、今回のメンバーなら一発あっても不思議ではない。休み明けも好仕上がりのヴェアリアスサマー、前走が好タイムで楽勝だったスペースクルーズ、堅実なタマモマズルカが強敵か。

11Rメイショウマシュウ ☆
 昨年のG3根岸Sの勝ち馬。ただ今回は骨折明けで約9ヵ月振り実戦。地力でどこまでやれるか…。東京は好相性のタールタン、交流重賞でも勝ち負けの競馬をしておりオープン特別なら力量上位のアドマイヤサガスとサマリーズが上位候補か。

12Rティックルゴールド ☆
 未勝利勝ち後の成績が一息。もう少しクラス慣れが必要な印象。現級勝ちがあるディアマイベイビー、一叩きされて動きが良くなったサトノフェアリー、好仕上がりで素質高いチョコレートバインが上位候補か。

 ▽丸山元気 1990年群馬県伊勢崎市生まれ。日本中央競馬会(JRA)の騎手。美浦トレーニングセンターの根本康広厩舎所属。競馬 学校25期生。2009年3月1日、中山3Rでデビュー。同年7月11日、札幌2Rでオンザスローンに騎乗し初勝利を挙げた。2011年5月8 日、新潟11Rでセイクリッドバレーに騎乗し重賞初勝利。同年10月13日、シェアースマイルでエーデルワイス賞に騎乗し地方交流重賞初制覇。

 ▽山崎啓介 1982年生まれの北海道出身。2007年に専門紙「一馬(現・優馬)」に入社した新米トラックマン。美浦の想定班で、若手の調教師、騎手との繋がりが深い。現在も「優馬」のホープとなるべく、日々勉強中。

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