今週の丸山元気!

アドマイヤタイシ「昨年2着、地力の高さに期待」

[ 2014年5月9日 05:30 ]

 今週は土日合わせて15鞍に騎乗します。テン乗りが多いですけど、楽しみにしている馬が多くいますし、今週も勝ち鞍を伸ばせるように頑張ります。

 コンサートレディ(土曜11R)はテンションが高いので、当日の気配がポイントになりますが、上のクラスでも差のない競馬をしているように力はありますからね。あとは折り合いがつくかどうか。直線競馬の速い流れの方が、かえっていいかもしれませんね。

 ユキノユウダン(土曜12R)はマイルはいいと思います。前走は力を出せずに終わりましたが、追い切りの動きも悪くなかったですし、スムーズな競馬ができれば上位争いできると思っています。

 グレイスフラワー(日曜9R)はタメれば終いに脚を使いますからね。外回りもいいと思いますし、展開ひとつですね。

 アドマイヤタイシ(日曜11R)は昨年2着にきているように力はあります。今回は約1年振りの競馬がどうかですけど、地力の高さに期待したいと思います。

 タツフラッシュ(日曜12R)は、うまく脚が溜まれば前走ぐらいやれる馬ですけど、コーナーのない直線競馬がどうかですね。うまく乗ってあげられるように考えたいと思います。

 今週も応援をよろしくお願いします。

◎山崎の見解

土曜日(5月10日)

2Rサトノジェイド ☆☆
 ジリっぽい芝での内容と、血統からもダート替りは好材料。休み明けだが入念に乗り込まれて仕上がりも良く、上位食い込みを期待できる。前走の走破時計が優秀なコスモカウピリ、前走の終いの脚が目立っていたマウナロア、渋太さあるセントコロナが上位候補か。

5Rサンドラバローズ ☆☆☆☆
 まだ荒削りな面は残っているが、2戦連続3着のと能力は確か。特に前走は4着馬が勝ち上がっているようにレベルも高く、今回の相手なら上位争い可能。立て直した効果で前走2着だったアドマイヤアロマ、前走は不利がありながらも直線では鋭い脚を見せたディープラヴ、古馬相手に先着し動き抜群のスヴァラッシーが強敵か。

6Rバーティカルテイル ☆
 過去に3戦しているが成績が一息。芝の長丁場でどこまで変わるかだが…。大トビで新潟替りは好材料のシークレットパス、ハイレベルの前走で4着だったピーキー、前走は脚を余しての2着だったギャングセブンが上位候補か。

9Rスペシャルリッチ ☆
 中央再厩入になるが、園田での勝ち時計は平凡。中央500万でいきなりは…。左回りは堅実なパーフェクトスコア、前走は出遅れが響いたナムラショウリ、昇級に加え長期休養明けの前走でいきなり2着と素質示したメジャープレゼンスが上位候補か。

10Rトルストイ ☆☆☆☆
 前走は内で窮屈な競馬になり伸びを欠いたが、昇級初戦で2着にきているように力は通用。大トビで新潟外回りも合っており、上位争いは十分可能。前走は包まれて脚を余したロンギングゴールド、近走の末脚が良く復調気配のテイエムブシドー、好仕上がりで成績も安定しているロジメジャーが強敵か。

11Rコンサートレディ ☆☆
 現級勝ちがあり1600万でも3着がある実績馬。直線競馬は少し忙しいが、快速馬が揃った一戦で、展開ひとつで上位食い込みも可能。好仕上がりで直線競馬の適性も高いグレカーレとヨシカワクン、動き抜群で条件が合いそうなエイシンテキサスが上位候補か。

12Rユキノユウダン ☆☆
 勝ち味に遅いが、現級での好走歴は多数。前走は揉まれて14着に終わったが、直線の長い新潟外回りで能力全開なら一変しても不思議ではない。新潟は2戦2勝のサクラヴィクトリー、前走は勝負処で動けず脚を余したロジプリンセス、前走は差す競馬で好走し収穫があったアルマディヴァンが上位候補か。

日曜日(5月11日)

1Rビーチドラゴン ☆☆
 今回が初出走になるが、古馬相手に遜色ない動きをみせ仕上がり良好。血統背景も良く、初戦から差のない競馬ができそう。前走の走破時計が優秀なダブルフェイス、ダート短距離で安定してきたヤマニンキュルミネとハッツオフが上位候補か。

6Rベストコレクション ☆☆☆
 約7ヶ月振りの実戦になるが、入念に乗り込まれて迫力ある動きを披露。芝替りも好材料で、いきなり上位争いしても不思議ではない。2戦連続で2着のブリッツカイザー、堅実なケルシャンス、決め手あるヒーラブズミーが強敵か。

7Rレッドフォーチュン ☆☆☆☆
 昨秋に新潟ダート1800メートルで2、3着の実績あり。使いつつ調子を上げている印象で、条件ベストの今回は上位争い可能。堅実なトゥザレジェンド、新潟は2勝しているホワイトアルバム、血統やフットワークからダートが合いそうなティアップレーヴが強敵か。

8Rグランプリナイト ☆☆☆☆
 スタート難が解消し、近2走が安定した走り。新潟替りに不安はなく、今回も上位争い可能。終い堅実なファンデルムンドとシュナップス、一叩きされて条件もベストのヒカリマサムネが強敵か。

9Rグレイスフラワー ☆☆
 終い一辺倒のタイプで、新潟外回りに替わるのは好材料。一長一短あるメンバー構成でもあり、流れひとつで上位食い込みも可能。前走は道悪が応えたチャペルプリンセス、未勝利馬だが過去に対戦比較から500万でも通用する下地があるスワンソング、安定感が出てきたエスターブレが上位候補か。

10Rパブロワ ☆
 未勝利勝ち後の成績が上がってこない。相性のいい丸山騎手でどこまで変わるかだが…。ダートでは安定しているグラスプリマ、未勝利を好時計で勝ち上がっているタガノエッヴィーバ、終い堅実なメイショウスミトモが上位候補か。

11Rアドマイヤタイシ ☆☆☆
 重賞で2着5回があり実績は十分。長期休養明けは割り引きが必要だが、元々は相手なりに走れるタイプであり、大崩れはしないはず。本格化したレッドレイヴン、決め手上位で新潟外回りは合うユールシンギング、叩いた上積み大きいマジェスティハーツが強敵か。

12Rタツフラッシュ ☆☆
 展開に左右される面は残るが、前走4着に好走しているように脚が溜まれば渋太い。鞍上の腕ひとつで更に上位も可能か。未勝利を好時計で勝っているアスペンサミット、直線競馬は堅実なサウンドアドバイス、追い切りで動き直線競馬は合いそうなフギンが上位候補か。

 ▽丸山元気 1990年群馬県伊勢崎市生まれ。日本中央競馬会(JRA)の騎手。美浦トレーニングセンターの根本康広厩舎所属。競馬 学校25期生。2009年3月1日、中山3Rでデビュー。同年7月11日、札幌2Rでオンザスローンに騎乗し初勝利を挙げた。2011年5月8 日、新潟11Rでセイクリッドバレーに騎乗し重賞初勝利。同年10月13日、シェアースマイルでエーデルワイス賞に騎乗し地方交流重賞初制覇。

 ▽山崎啓介 1982年生まれの北海道出身。2007年に専門紙「一馬(現・優馬)」に入社した新米トラックマン。美浦の想定班で、若手の調教師、騎手との繋がりが深い。現在も「優馬」のホープとなるべく、日々勉強中。

続きを表示

バックナンバー

もっと見る