シングルカスク後ろで我慢できればチャンスあり　土日合わせて12鞍

今週は土日合わせて12鞍に騎乗します。チャンスがありそうな馬がいますし、いい結果を残せるようにエスコートしたいと思っています。

ミッドナイトクロス（土曜11Ｒ）は決して状態は悪くないんですけどね。直線競馬で何かきっかけを掴んでほしいですね。

フレージャパン（土曜12Ｒ）はもうワンパンチほしいですけど、終いは堅実で500万なら安定して走りますからね。あとは展開次第だと思います。

シングルカスク（日曜５Ｒ）は追い切りの動きは良かったですよ。直線競馬は初めてですが、馬の後ろで我慢できればチャンスがあると思っています。

ロレーヌクロス（日曜９Ｒ）は前走ぐらい走っていい馬です。今回もスムーズな競馬ができるかどうかだと思います。できれば今回も外めの枠がほしいですね。

今週も応援をよろしくお願いします。

◎山崎の見解

土曜日（５月３日）

２Ｒマウンテンライオン　☆☆☆
　超大型馬だが入念に乗り込まれ、力を出せる状態にはある。前走はスタートで挟まり見せ場なく終わったが、２走前のように前々で運べれば粘り込みも可能。ノドの手術をして変わり身を見せたイノセンテス、単騎逃げなら渋太いセクシーボーイ、使いつつ競馬を覚えてきた良血馬クリューサオールが強敵か。

３Ｒシゲルオワリ　☆☆☆☆
　前走は逃げて２着惜敗も、最後まで止まらず相手が悪かった印象。先行有利で平坦の新潟替りは好材料、今回も上位争い可能。差す競馬をマスターしたキョウワメロディー、追い不足を叩かれ上積み大のヒメゴト、テンのスピードがあるオーガンディーが強敵か。

８Ｒサンライズバード　☆☆
　新馬勝ちがある素質馬で、前走10着も勝ち馬とは0.3秒差。新潟外回り向きのいい決め手があり一変しても不思議ではない。新潟1600メートルで２勝しているファーゴ、叩いて動きが変わったヒカルエリントン、1600～1800メートルでは近走安定しているアルトゥバンが上位候補か。

９Ｒクレバーカイザー　☆☆
　現級で２着１回３着２回。休み明けでやや急仕上げの感はあるが、ローカルのメンバーなら地力の高さで上位食い込みも。２戦連続で２着のビーチブレイブ、現級勝ちがあり乗り込みも十分のワルトユニヴァース、安定感が出てきたタニノセレナーデが上位候補か。

11Ｒミッドナイトクロス　☆
　現級での好走歴はあるが、近走内容が物足りない。初めての直線競馬に対応できるかも疑問が残り、上位争いまでは…。テンのスピード抜群のエクセルシオールとルチャドルアスール、充実著しいカハラビスティーが上位候補か。

12Ｒフレージャパン　☆☆
　出走取り消し明けになるが、栗東坂路で好時計をマークし仕上がりは良さそう。直線の長いコースは合っており、今回の手薄なメンバーなら上位食い込みも可能。好時計で一度500万を勝っているアラドヴァル、終い堅実なレッドシェリフが上位候補か。

日曜日（５月４日）

１Ｒメイショウウケヅキ　☆☆
　やや非力な面があり、ダートよりも芝の方が合いそう。中間もしっかり調教を積んでおり、やや手薄な今回のメンバーなら上位食い込みも。前走は脚を余したヤマカツゴーゴー、久々の前走が好内容の２着だったバーンアウル、一叩きされ動きが良くなったタイセイマジックが上位候補か。

２Ｒショウナンアラン　☆
　色々な条件を試しているが、成績が上がってこない。平坦の新潟でどこまで変わるかだが…。新潟替りは好材料のテイエムリキオー、小回りは合わなかったマーシャルシップ、タメれば終いにいい脚を使うドルチェレガートが上位候補か。

５Ｒシングルカスク　☆☆☆☆
　終いが甘くなった前走を見ると1200メートルでも若干距離が長い様子。相変わらず追い切りの動きは抜群。直線競馬向きのスピードがあり上位争い可能。終い堅実なクラウンアイリス、先行力あるティアップシンガー、開幕週の馬場は合うハンサムオウジが強敵か。

７Ｒエーシンウェンディ　☆☆
　丸山騎手が騎乗して未勝利勝ち。先行有利な新潟替りは好材料で、すんなりと先行できれば粘り込みも。渋太さあるアルティメイトラブ、控える競馬を覚えたアステュート、揉まれ弱く手頃な頭数は歓迎のグレートエンジェルが上位候補か。

９Ｒロレーヌクロス　☆☆☆
　1200メートルが合っているようで、前走は２着惜敗。気性的にアテにし辛い面は残るが、揉まれずに走れば再度上位争い可能。高いレベルで安定しているケッキセヨ、現級勝ちがあるデルマダイコク、前走は脚を余したストライクルートが強敵か。

10Ｒスマートマーチ　☆☆
　前走は16着だったが、外枠で距離ロスがあり度外視できる内容。３走前には今回と同じ新潟1200メートルで0.3秒差。今回の手薄なメンバーなら上位食い込みも可能か。開幕週向きの先行力があるテーオートマホーク、現級勝ちがあるテイエムコウノトリ、使いつつ調子を上げているモンマックスが上位候補か。

　▽丸山元気　１９９０年群馬県伊勢崎市生まれ。日本中央競馬会（ＪＲＡ）の騎手。美浦トレーニングセンターの根本康広厩舎所属。競馬 学校２５期生。２００９年３月１日、中山３Ｒでデビュー。同年７月１１日、札幌２Ｒでオンザスローンに騎乗し初勝利を挙げた。２０１１年５月８ 日、新潟１１Ｒでセイクリッドバレーに騎乗し重賞初勝利。同年１０月１３日、シェアースマイルでエーデルワイス賞に騎乗し地方交流重賞初制覇。

　▽山崎啓介　１９８２年生まれの北海道出身。２００７年に専門紙「一馬(現・優馬)」に入社した新米トラックマン。美浦の想定班で、若手の調教師、騎手との繋がりが深い。現在も「優馬」のホープとなるべく、日々勉強中。