今週の丸山元気!

「チャンスがありそうな楽しみな馬も多い」

[ 2014年3月14日 05:30 ]

 たくさんの騎乗依頼を頂いて、今週は土日合わせて16鞍に騎乗します。チャンスがありそうな楽しみな馬も多くいますし、いい結果を残せるように頑張ります。

 ゴッドフロアー(土曜3R)はテンに行けないので後ろからになりますが、毎回終いは堅実ですからね。展開ひとつです。

 アドマイヤイナズマ(土曜6R)は距離が短くなるのは間違いなくプラスです。500万を勝てる力はありますし、今回も前々で流れに乗れればチャンスはあると思っています。

 ユールシンギング(土曜11R)は追い切りに乗りましが、いい馬ですし稽古の動きも良かったですよ。終いはしっかりしていますし、うまく持ち味を生かしたいですね。ノーチャンスではないと思っています。

 スピーディードータ(日曜7R)は500万を一度勝った時のように、揉まれなければ強い競馬をしてくれます。あとは久々がどうかですけど、力を出し切れればメンバー的にもチャンスはありそうです。

 サトノシーザー(日曜8R)は当日の馬の気分がカギになりますが、500万を一度勝っていますからね。気持ち良く走らせてあげれば、今回も上位争いしてくれると思っています。

 ミラクルアスク(日曜9R)は動きは良かったですよ。直線ではいい脚をつかいますし、あとは展開次第ですね。

 今週も応援をよろしくお願いします。

◎山崎の見解

土曜日

1Rエスケイキング ☆
 近走は2桁着順続きで成績が上がってこない。距離延長でどこまで変わるかだが…。長くいい脚を使うヴォルスング、動き抜群でチークP効果も見込めるヘクターザグレート、ダート替りは歓迎のスズカアポロが上位候補か。

2Rトーホウセイバー ☆
 今回が初出走。乗り込んでいるが、時計が詰まってこない。使いつつ良くなってからか。叩いて動きが一変したサウススターマン、前走2着惜敗も後続には差をつけているウォーターショパン、渋太さがあるサクラヴァローレが上位候補か。

3Rゴッドフロアー ☆☆☆☆
 長くいい脚を使えるタイプで、直線の長い中京替わりは歓迎。追い切りの動きも抜群で、今回も上位争い可能。末脚堅実なヴァレンティーア、堅実で安定した成績のオメガラヴィータ、前走は息が入らず厳しい展開だったレディメイアンが強敵か。

5Rイエスキャロル ☆
 前走が16着。中間の動きも物足りず、もう数戦使ってからか。決め手上位のハピネス、初出走だが好時計をマークし素質十分のハナフブキ、自在性があり成績も安定しているメイショウアズミノが上位候補か。

6Rアドマイヤイナズマ ☆☆☆☆
 終始楽な手応えも終いの反応が一息だった前走内容から2400メートルは長かった印象。コメント通り距離短縮は好材料で、相手関係にも恵まれた今回は上位争い可能。初ダートの前走が見せ場十分の3着だったハギノウィッシュ、前々で揉まれなければ渋太いウインラヴェリテ、ハマった時の末脚が強烈なトゥルーフレンドが強敵か。

7Rラッキーストリーク ☆
 未勝利勝ち後の成績が冴えない。リフレッシュ放牧の効果でどこまで変わるかだが…。差す競馬で前走2着と脚質に幅が出たメイショウライナー、レベルの高かった前走で2着のシルクフラッシュ、実績ある芝に戻るチェリーペトルズが上位候補か。

9Rスリーデーモン ☆
 新馬勝ち後の成績が冴えない。叩いた上積みと鞍上の腕で前進あればいいが…。気難しい面が解消され成績が上がってきたアメリカンダイナー、相手なりで堅実なベルニーニ、使いつつ本調子に近づいてきたカフェラピードが上位候補か。

10Rルナレディ ☆
 500万に昇級後はワンパンチ足りない競馬続き。現状では展開の助けがないと厳しいか。良血馬で前走も惜しい2着だったサトノフェラーリ、叩いて動きが変わったリターンラルク、初芝をもろともせず好時計で快勝したワードイズボンドが上位候補か。

11Rユールシンギング ☆☆
 前走は9着だったが、休み明けに加えて超豪華メンバーが揃っていた事を考慮すると、メンバー最速の上がりを使い差を詰めた内容は悪くない。昨年のセントライト記念を勝っているように能力は高く、末脚の生きる流れになれば食い込みも可能。長くいい脚を使うアクションスター、高いレベルで安定して走っているアンコイルド、エリザベス女王杯2着馬ラキシスが上位候補か。

12Rトルバドゥール ☆☆
 ムラ駆けだが現級2着があるように通用する力はある。使いつつ調子を上げている印象で、先行有利の中京ダートなら粘り込みも可能か。単騎逃げなら相当渋太いアテンファースト、相手なりで堅実なエイコーンパス、終い堅実なゲルマンシチーが上位候補か。

日曜日
7Rスピーディードータ ☆☆☆
 500万を一度勝った事がある実績馬。揉まれ弱さがあり成績が安定しないが、癖を知る丸山騎手に戻れば一変しても不思議ではない。1000万でも上位争いをしていたコリンブレッセ、長くいい脚を使うクレバーカイオウ、距離短縮は好材料のトウカイビジョンが強敵か。

8Rサトノシーザー ☆☆☆☆
 元々は現級勝ちがある実績馬で、前走2着と復調気配。3戦2連対と丸山騎手との相性も良く、今回も上位争い可能。単騎逃げなら渋太いフリークエンシー、立ち回りが上手で器用さがあるサカジロスイセイ、ダートでは堅実なクラウディオスが強敵か。

9Rミラクルアスク ☆☆☆☆
 常に優秀な上がりを使うように決め手は上位。開幕週の馬場でどうかだが、末脚が生きる流れになれば上位食い込み可能。前走は不利があり不完全燃焼のグレイスフラワー、直線の長いコースは合うレイヌドネージュ、前走はメンバー最速の上がりも前残りの展開に泣かされたレネットグルーヴが強敵か。

10Rエルカミーノレアル ☆☆
 前走は勝ち馬と0.5秒差だが、前が塞がり脚を余した一戦。血統やフットワークからダート替りは問題なく、スムーズなら上位食い込みも可能か。ハイレベルのヒヤシンスSで3着だったメイショウシンシア、大崩れがないアースコネクター、優秀な時計で前走快勝のアナザーバージョンが上位候補か。

11Rキョウエイバサラ ☆
 1600万では大敗続きの現状。芝1200メートルに戻して前進あればいいが…。前走は前が壁になり不完全燃焼だったヤマニンプチガトー、渋太さがあるメイショウイザヨイ、中京巧者のビキニブロンドが上位候補か。

12Rギリギリヒーロー ☆
 年齢的なものもあるのか、近走の成績が冴えない。終い一辺倒の脚質でもあり上位までは…。折り合いの不安が解消したラスカルスピード、長くいい脚を使うゴールドブライアン、堅実なアロヒラニが上位候補か。

 ▽丸山元気 1990年群馬県伊勢崎市生まれ。日本中央競馬会(JRA)の騎手。美浦トレーニングセンターの根本康広厩舎所属。競馬 学校25期生。2009年3月1日、中山3Rでデビュー。同年7月11日、札幌2Rでオンザスローンに騎乗し初勝利を挙げた。2011年5月8 日、新潟11Rでセイクリッドバレーに騎乗し重賞初勝利。同年10月13日、シェアースマイルでエーデルワイス賞に騎乗し地方交流重賞初制覇。

 ▽山崎啓介 1982年生まれの北海道出身。2007年に専門紙「一馬(現・優馬)」に入社した新米トラックマン。美浦の想定班で、若手の調教師、騎手との繋がりが深い。現在も「優馬」のホープとなるべく、日々勉強中。

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