相棒・ダンツプリウス　強敵ぞろいに「後ろからタメる」

　今週は土日合わせて１４鞍に騎乗します。たくさんの騎乗依頼をいただきましたし、重賞にも乗せてもらえます。どの馬も、少しでもいい結果を残せるように頑張りたいと思います。

　キングラディウス（土曜７Ｒ）は近走が一息ですけど、力はある馬ですからね。距離を延して変わってくれるといいですね。

　ユキノカトレア（土曜８Ｒ）は追い切りに乗りましたが、休み明けでも状態は悪くないですよ。小倉で２着にきた時のような競馬ができれば、チャンスがあると思っています。

　アグネッタ（土曜９Ｒ）はもっとやれてもいい馬ですけど、気分屋でアテにしづらいところがあるんです。うまくエスコートして少しでも上の着順を目指したいと思っています。

　ツクバクロオー（日曜１Ｒ）は順調にきていますし、距離が伸びるのも問題ないと思います。前走は追ってからが一息でしたが、今回は２戦目。スタートを決めて前々で流れに乗れれば、今回の相手ならチャンスはあると思っています。

　ハイデンガールズ（日曜７Ｒ）の前走はいい内容でしたね。逃げなくても競馬ができましたし、相手ひとつでチャンスがあってもよさそうです。

　シンコーマーチャン（日曜８Ｒ）は難しい馬ですが、今回も自分の競馬をしてどこまで粘れるかですね。

　テイエムコンドル（日曜１０Ｒ）は前走も脚を使っていましたし、前半じっくり乗って終いを生かす競馬をしたいですね。あとは展開がハマるかどうかになります。

　ダンツプリウス（日曜１１Ｒ）は今回は行く馬が多いですし、後ろからタメる競馬も考えています。相手は強くなりますし、ハンデ５６キロも楽ではありませんが、少しでもいい面を引き出したいと思っています。

　今週も応援をよろしくお願いします。

　【山崎の見解】

　●土曜日（７月１５日・函館）

　２Ｒアパラチアン　☆　ジワジワと脚は使うが、現状ではパンチ不足の印象。展開の助けがないと…。２戦連続２着と安定してきたノアブリジット、初ダートの前走で２着と適性示したミヤラビランド、渋太さがあるピンクスターが強敵か。

　３Ｒカフジグリーン　☆　初戦が１５着と大敗。ノド手術の効果でどこまで変わるかだが…。終い堅実なジャスティンラヴ、短距離は合うミステリーモリオン、前走が惜しい２着だったデンコウアリオンが上位候補か。

　４Ｒブラウンプレスト　☆　前走は伸びずバテずの６着。芝でもダートでもワンパンチ足りない印象で、上位争いまでは…。最終追い切りで好時計をマークしたブラックヘルト、渋太さがあるシャーロック、叩いて状態上向きのタイセイロブストが上位候補か。

　６Ｒダンスアラウンド　☆　２桁着順続きで成績が上がってこない現状。立て直した効果でどこまで変わるかだが…。長距離は合うマイネルシルバリー、堅実なヨシヒコ、状態上向きのタイセイレイザーが上位候補か。

　７Ｒキングラディウス　☆☆　１０００万でも３着がある実績馬。降級後２戦は物足りない内容だが、距離を延して前々で渋太さを生かせる形なら変わり身があっても。長距離は合うレオニーズ、前走がメドの立つ内容だったエムオーグリッタ、前走初ダートで変わり身を見せたパガットケーブが上位候補か。

　８Ｒユキノカトレア　☆☆☆　前走はペースが速く、直線でも前が壁になり参考外の一戦。小倉で２着があるように小回り１２００メートルはベストで、スムーズなら上位争い可能。前走は出遅れが響いたヒルダ、前走は脚を余したツキミチャン、函館は合うアイムウィッシングが強敵か。

　９Ｒアグネッタ　☆　気性的なものか降級後２戦の内容が一息。最後まで集中して走れば上位争いできる力はあるが…。１０００万でも勝ち負けの競馬をしているアルセナーレ、使いつつ調子を上げているノーブルスノー、未勝利勝ちの内容から５００万でも通用する力はあるビッザーロが上位候補か。

　●日曜日（７月１６日・函館）

　１Ｒツクバクロオー　☆☆☆☆　初戦はスタートで出遅れる不利がありながらもタイム差なしの２着。この中間、しっかり負荷がかけられ上積みが見込め、今回のメンバーなら上位争い必至。追い不足の前走でも２着と能力を見せたドナカデンツァ、初戦は幼さを出したマウロカズマが強敵か。

　４Ｒマイアミトロピカル　☆　近走が２桁着順続き。今回もガラリ一変までは…。２戦連続で２着のブラウンローズ、立て直した前走で２着と能力を示したパールズベスト、前走が見せ場十分だったダーリンガールが上位候補か。

　５Ｒサルバドールサクラ　☆　少しずつ時計は詰めているが、もう一追い欲しい現状。使いつつ良くなってからか。好馬体で最終追い切りも抜群だったディロス、入念に乗り込まれた良血馬ゴールドフラッグ、好仕上がりのユニオンローズが上位候補か。

　７Ｒハイデンガールズ　☆☆☆　コメントにあるように、好位からの競馬でも前走大きく崩れなかった点は収穫。使いつつ調子を上げている印象もあり、今回のメンバーなら上位争いは十分可能。前走の終いの脚が良かったゼセル、終い堅実なボストンビリーヴ、持ち時計上位のサノノショウグンが強敵か。

　８Ｒシンコーマーチャン　☆☆　２走前の未勝利勝ち時の時計は上々。自分の形で運べるかがカギになるが、単騎で気分よく走れれば粘り込みも。クラス慣れしてきたタイキダイヤモンド、１０００万でも２着があるトウケイワラウカド、近２走がチグハグな競馬だったサトノプライムが上位候補か。

　１０Ｒテイエムコンドル　☆　前走の終いの脚は良かったが、現状では展開の助けが必要。昇級は形だけのショートストーリー、叩いて状態上向きのカンデラ、揉まれなければ渋太いアオイオンリーワが上位候補か。

　１１Ｒダンツプリウス　☆　過去に重賞勝ちの実績はあるが、近走内容が物足りない。鞍上の腕で少しでも前進があればいいが…。昨年の覇者マイネルミラノ、好仕上がりで終い堅実なツクバアズマオー、京都記念でも差のない競馬をしているアングライフェンが上位候補か。