秋華賞2011 戦い終えて
【秋華賞】1着アヴェンチュラ
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| <秋華賞>力強い走りで快勝したアヴェンチュラ(左) |
牝馬3冠最終戦「第16回秋華賞」が16日、京都競馬場で行われた。2番人気のアヴェンチュラが岩田の絶妙な手綱さばきに導かれ、早めの抜け出しで押し切りV。最後の1冠を手にし、姉ダンスパートナー&妹ダンスインザムード以来、史上2組目となる姉妹G1制覇を達成した。また、岩田はこの勝利で2年ぶり5回目の年間100勝に到達した。
ライバルの動きは気にしていなかった。アヴェンチュラは残り300メートルで早くも先頭。テン乗りの岩田が積極的なレース運びで勝利に導いた。普段は冷静な角居師も好騎乗にご満悦。親指と人さし指で「○」の形を作りながら「ナイス!」と口にして、殊勲の鞍上を出迎えた。岩田もしてやったりの表情だ。
「早めのスパートを心掛けたのが一番の勝因だったと思う。馬の力を信じながら道中で遊ばせないように乗った」
メモリアルイヤーが飛ばし、前半1000メートルは過去16回の秋華賞で2番目に速い58秒3。それでも、岩田の作戦は揺るがない。残り800メートル、2番手以降の17頭に乗る誰よりも先にゴーサイン。馬も「思っていたよりいい反応」で応えた。直線で抜け出すとフワフワする面を見せたが、キョウワジャンヌが迫るともうひと伸び。岩田の左ムチに応えて先頭でゴールに飛び込んだ。
「函館と札幌で同じレースに乗って、馬の感じはつかめていた。(ビデオを見て)3角から4角で少しズブいところがあると思っていたので、早めに行った」。初騎乗でも、研究を重ねた岩田には“早仕掛けで大丈夫”という確信があったのだ。
角居厩舎管理馬でのJRA・G1制覇は4回目だが、04年菊花賞のデルタブルースは2回目の騎乗。そして08年安田記念のウオッカと、10年皐月賞ヴィクトワールピサは初騎乗。全てが乗り代わりだ。秘けつを聞かれた岩田は「たまたま走る馬の依頼をいただいて、運がいい」と謙そんしたが、角居師「自分で研究して、レース前に“少し早めに仕掛けた方が…”と言ってきた。その通りの騎乗だったしファインプレー。乗り代わりで勝ってくれる運の強いジョッキーだよ」と賛辞を惜しまない。
このコンビが継続するかは未定だが、次走はエリザベス女王杯(11月13日、京都)を予定。「姉のトールポピーは(3歳秋以降)崩れたけれど、この馬は春を休んだことで古馬になっても活躍してほしいですね」。馬名はイタリア語で冒険の意。最高のパートナーに“勝ち方”を教わり、さらなる高みを目指す冒険に打って出る。
◆アヴェンチュラ 父ジャングルポケット 母アドマイヤサンデー(母の父サンデーサイレンス) 牝3歳 栗東・角居厩舎所属 馬主・キャロットファーム 生産者・北海道安平町ノーザンファーム 戦績6戦4勝 総獲得賞金1億7922万円。
[ 2011年10月17日 ]
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