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四日市はパンスト着用OKらしいで…

[ 2008年2月28日 06:00 ]

 今年の冬は例年になく寒い。「また雪か…シーズンオフのない競輪選手ってなにかと大変どすなぁ…」と窓に映る景色を眺めながら妙な感心をする。現役時代「これがオレの仕事やん」と割り切っていたのに、今はフトンから出るのに勇気を振り絞る。いかに私が心身ともに軟弱になったかだ。
 寒さ対策を考えるだけの選手はまだいいが、雪がドカンと積もる北日本の選手にはえらいハンデである。バンクや街道練習をどうしてもしたい選手は練習場所を求めて単身赴任をする。賃貸のアパートやマンションはもちろん自腹。これが冬季移動である。が、かといって別に南国へとかではなく福島県あたりが一番多いらしい。
 冬季移動しない選手はどうやねん?大スターだった北海道の藤巻昇さんは私にこう言っていた「やる気があればどこにおっても一緒や。ローラーを5時間乗ろうと思えば乗れるし、外を走りたければトンネルの中で何本でももがける。集中力を磨けて冬は得やわ」と。さすが闘将と呼ばれた藤巻さんのお言葉です。
 でもなんだかんだこの時期はテンション下がりやすい。だから皆で合宿にはよく行く。私らがよく行ったのは高知の室戸や和歌山の白浜である。最近は沖縄地方がブームになっていて集中している。
 レースでの寒さ対策は、足に熱くなるクリームを塗ってその上からベビーオイルを塗りたくる。5分ぐらいなもんだし、気合も入っているから我慢はできる。しかし、四日市のナイターだけは足がかじかんでたまらんらしい。他の競輪場はどうか知らないが、四日市はパンスト着用オッケーらしい。「パッパパンスト?」なんという懐かしい響き。その昔、女性のパンスト姿、とくにお股からヘソにかかっているあの黒いラインに妙にそそられるフェチ男はたくさんいたはずだ。基本的に選手は、レース時に履いているレーサーパンツの下は何も履いていない。ということは、選手控室でレーサーパンツをはく前の瞬間は必ずあるのだ。想像してみてください…ナマでパンスト姿になっている選手が…グイグイと引っ張り上げて…選手のケツはヒップアップしてるからカブりつきたくなるのもあるだろう(ならへん、ならへん)。後ろ姿は許す…だからお願い…頼む…やめて…前は向かないで…あかんて…。「オエッーオエッー」。

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