G1周年記念競走展望

【多摩川ウェイキーC】長嶋 初の男子相手のG1にワクワク

[ 2013年9月4日 06:00 ]

初の男子相手のG1に臨む長嶋
Photo By スポニチ

 「あっせんが入って速攻で行きの電車を調べちゃいました」。長嶋にとって初めての男子相手のG1レース。長い間、この日を待っていたのだ。

 「田口(節子)さんには“全然違うからもまれてきなさい”と言われました。多分、けちょんけちょんにされるでしょう」。女子の一軍を目指すためには逃れることのできない洗礼。長嶋はこの試練を全身全霊で受け止めることを覚悟した。

 昨年4V、今年既に3Vと11年8月の産休明けから急激に優勝回数を増やし、確実な実力アップがうかがえる。しかし、この優勝はすべて女子同士でのもの。長嶋は満足していなかった。

 目指すところは男子相手に対等に走れ、長年G1、SGを常連とする女子レーサーだ。「体格が男子に近いこともあり、私はここで勝負がしたい。一歩踏み出すためにも、自分に足りない部分を見つけてきます」。ビッグな理想を掲げ新境地を開こうとしている長嶋。とくと拝見しようではないか。

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