G1周年記念競走展望

【赤城雷神杯】電光石火のナイター戦

[ 2013年6月14日 06:00 ]

今年のG1初Vを狙う太田和美
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◇太田和美

 直前の芦屋周年で優出。ここに来て調子を上げてきた太田和美(40)は、昨年の56周年記念の準優勝者だけに軽視は禁物だ。その前回大会は2連対率27%の低調機とコンビを組みながらも、8戦して4着以下1回と抜群の安定感を発揮。その後の活躍を予感させる走りを見せた。「地元の住之江と同じ淡水だから悪いイメージはない。記念でも優出してるし相性はいいと思う」。好印象を抱く桐生水面で今年のG1初Vを狙う。

◇浜野谷憲吾

 山崎と共に関東の二大エースに挙げられる浜野谷憲吾(39)も忘れてはいけない。桐生周年は97年と09年に制覇。当地SGでも2度の優出経験を持っており、コース実績は申し分なしだ。「気圧が低いので他とは調整方法が異なるが、嫌いなレース場ではないよ」と水面に抱く印象も決して悪くはない。好相性を誇る桐生で、昨年2月から縁がない優勝をつかみとるか注目だ。

◇土屋智則

 地元勢最年少の土屋智則(28)が近況、桐生水面で好成績を残している。昨年10月から5連続で優出を果たして2V。山崎や江口にも見劣らない走りを見せた。「新ペラ制度になってから桐生でだけは結果を出せる。GWの時はペラを合わせ切れなかったが、あ失敗で駄目な調整が分かった」と機出しのノウハウは習得済み。臨戦態勢は整っている。

◇中里英夫

 当地G1実績抜群なのが地元の中里英夫。G1初制覇は98年の当地ダイヤモンドC。10、11年には当地周年を連覇。中里の記念3V実績はいずれも桐生でのもの。近況は「新ペラ制度になってからはエンジンに左右されるようになって…」と、以前のような快速仕立てとはいかず歯がゆい日々を過ごすが「結果は出したいですね」と、得意水面で記念戦線復帰を狙う。

◇岡崎恭裕

 当地通算勝率で、高い数字をマークしているのが岡崎恭裕(26)。「成績がいいのは3節しか走ってないからでしょう。昼も夜も大時計の側面に光が反射するのでスタートしづらい」と笑うが、桐生勝率7.96は紛れもない事実だ。ここ1年は優勝から遠ざかっているものの、2節前のSG笹川賞で優出とリズムは上向き。岡崎の動向から目を離してはいけない。

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