G1周年記念競走展望

【北陸艇王決戦】松田、素質開花だ

[ 2013年6月10日 06:00 ]

大舞台での活躍も見込める好素材の松田(右)と調子が上向きの松村(左)
Photo By スポニチ

 福井支部期待の若手レーサー。最近は苦戦が続くが、素質は非凡。いつの日か大舞台での活躍も見込める好素材だ。近況は一般戦では優出をしているものの、記念で苦戦を強いられることが多い。

 「最近は正直、リズムが良くないですね。ペラを合わせ切れてないです。新制度に変わっての昨年の夏場は良かったけど、冬場に入ってから全然乗れない感じになってます」

 調整を合わせ切れずに生命線である“乗り味”が皆目。持ち味であるキレのある旋回力が鳴りをひそめている。だが、「今は少しずつだけど、マシにはなってきていますね」と言うように少しずつだが、手応えをつかんできている。じんわりとだが良化気配を漂わせる。

 地元では自身の優勝回数9回のうち、6回を数える。抜群の実績だ。鬼のような強さと言ってもいいだろう。

 「自分の場合はまずは予選を突破することが目標になると思います」 

 地元の特別戦では10年9月の周年で予選突破があるだけで、大した結果を残せてない。それだけにまずは一つ目の階段を上ることに集中する。クリアできれば気持ちの面も乗ってくる。声援も力に変わる。新戦力の活躍があればほかの地元勢にとっても刺激になる。若武者の走りに注目だ。

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