G1周年記念競走展望

【全日本王座決定戦】エース機候補No.1の27号機

[ 2013年6月4日 06:00 ]

 新モーターが登場したのが5月17日の4日間レース。その後、6日間レース(5月27日~6月1日)と2節使用し周年記念を迎える。

 周年が3節目となるが実際には1節4日間しか使ってないエンジンも出て来る。それだけに機力評価はままならない。備え付けペラも2代目になる。2年間使用できるが芦屋の場合は1年と1節でペラが換わる。

 現在、ヤマトとナカシマの2枚のペラが備え付けられ、選手はその2枚の中から選択することができる。2代目のナカシマは改良が加えられていると聞くが2節の間で節間をナカシマで通したのは中村義雄ただ1人。ヤマトのペラが主流でナカシマも並行して調整を加えながらチャンスがあれば使う。そんな流れになっている。

  当地では検定タイムの良いエンジンが最終的にエース機になることが多い。No.1は「27」で6秒64。逆にワーストは「65」で6秒81。このタイム差は大きい。

 初下ろしで「27」に乗ったのが原田篤志。「前検日に何もせずに下ろした時から“違うな”と思いました」。レースを重ねるにつれその評価はうなぎ上り。「ペラは人と一緒、それでこれだけ出ているのだから本体が良いんです。記念で誰が乗るか分からないが活躍すると思いますよ」。早くもエース機候補に「27」が名乗りをあげた。

 この他では「11」をはじめ「28」「26」「29」の動きが光った。

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