G1周年記念競走展望

【G1尼崎センプルC】タイトル名はマスコットから

[ 2013年5月29日 06:00 ]

「尼崎センプルカップ」は、センプル君のセンプルを取っただけ
Photo By スポニチ

 初開催の日に阪神電車が臨時停車する駅がオープン、その駅の名が「尼崎センタープール前駅」だったことはボートレース尼崎の開催までの道のりを読んでいただければお分かりだろう。したがって「センター水域からの捲り、差しが良く決まるから」という説はハズレだ。武庫川駅と出屋敷駅の真ん中に位置する大きな池を文字って「センタープール駅」となったという説がもっともらしい。当時の偉い人が名付けたという説もある。

 マスコットキャラクターはファン拡大推進企画実行委員会が「尼崎ボートのイメージアップのために親しみやすい動物か何かのペットマークを開発しよう」とアマガサキから発想してアマガエルを選定。1983年5月にネーミング、愛称を公募した結果、尼崎センタープールに由来して考えられた“センプル君”が選ばれた。今では子供から大人まで親しまれる人気者になっている。

 そして今回「尼崎の周年と言えば近松賞」と平成10年1月の開設45周年記念から今年1月の60周年記念まで16年間に渡って定着していた開設周年記念のタイトル名が新たに募集された。来年3月に総理大臣杯(SG)を開催するに伴い、周年を1月に開催するのは好ましくないということで、今年度内の5月になった。近松賞=1月というイメージがあるので新たなタイトル名…となったのだ。

 結果は「尼崎センプルカップ」。センプル君のセンプルを取っただけのシンプルなネーミングだ。いま、ボートレース尼崎では入場門を入ってすぐの右手でセンプル君が出迎えてくれている

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