G1周年記念競走展望

【トーキョー・ベイ・カップ】イケメンレーサー・深谷、人気&実力上昇中

[ 2013年5月10日 06:00 ]

本紙イチ押しのイケメンレーサー・深谷知博
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 ボートレース平和島のG1レース「開設59周年トーキョー・ベイ・カップ」は、あす11日から6日間の日程で熱戦の幕を開ける。本紙イチ押しはメンバー中、最年少のイケメンレーサー・深谷知博(25=静岡)。当地G1初出場で大金星を狙う。ほか関東地区の2大スター、浜野谷憲吾(39=東京)と山崎智也(39=群馬)のぶつかり合いなど見どころ満載。

 ボートレース王国・静岡の期待の星が全国区へ名乗りを上げようとしている。103期の新鋭・深谷知博は08年11月のデビュー戦でいきなり勝利を飾り、素材の良さをアピールした。静岡では82期の三羽がらす、坪井康晴、菊地孝平、横沢剛治があまりにも有名だが、それ以来の逸材との期待がふくらむ存在だ。

 デビューから4年半、A1に定着、優勝も経験した。しかし、秘める能力はまだブレーク一歩手前だ。非凡なレースセンスは十分に光らせるが爆発力に欠ける、というのが現時点での深谷の評価としては的を射ている。「まだ自分のレースが確立できていない。ここ一番、絶対勝つ、というケースで失敗することが多くて…」と本人も自覚しているところだ。

 幼い頃から剣道に打ち込んできた。漠然と父親と同じ教職に就こうと考えた時期もあったという。端正なマスクに似合う背筋が通った姿勢の良さ、きびきびとした動作、しっかり言葉を選んでの受け応え、そんなきちょうめんかつ優等生的な性格は家庭環境と剣道で培われたものだろうが、ブレークするには何が必要か、を求める日々が続いてもいる。

 2月の戸田周年では準優まで駒を進めた。直前のオール静岡シリーズ、A1戦士が深谷も含めて16人の激戦区で奮闘しての平和島参戦。一気にはじける機は熟しつつある。

◇美肌レーサー「ツルツル君」
 浜名湖駐在の記者たちの間では「ツルツル君」が深谷の愛称となっている。お肌のケアに悩む女性にはうらやましいほどのツルツル、すべすべっとした「美肌」の持ち主ということからつけられたものだ。イケメンランキング85位。本人は全く気にしていないが、浜名湖グループとしてはきわめて不満な順位。記念、SG戦線で活躍できるようになればすぐにでもベスト10入りを果たせるはずだ。まずは平和島でひと暴れ、関東のファンに猛アピール!

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