【桑原悠】大舞台で躍動

地元の成長株の桑原
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　地元の成長株は桑原。力を付けてきたのがデビューから２年目ぐらい。徐々に頭角を現してきたが、勢いづけば若さゆえブレーキがかからない。フライングの渦にのみ込まれたのだ。２期続けてのＦ２。普通なら急ブレーキがかかっても不思議ではない。だが、ここからが違った。Ａ１昇格もすぐに陥落。そしてすぐに昇格だ。勢いづけば行って（Ｆ）しまう自分の性格をうまくコントロールできるようになった。

　昨年の地元で開催された誕生祭は上位陣は艇界のトップクラスが集結。レースでもまれ「スピードが違いすぎる…」と驚いていた。それがどうだ。準優に進出し、２着で突破。見事、優勝戦にコマを進めた。スピードの違いを対戦することで瞬時に身につけ対応したのだ。人間が本来持っている動物的な鋭い感覚が表に出たと言っていい。それを引き出せる選手は舞台が大きいほどいい。とくに枠が遠いときはお勧めだ。人気薄のときは狙ってみよう。当然、頭から。