G1周年記念競走展望

【女子とボートレース】男も女も関係なし!痛快シーン満載

[ 2013年4月3日 06:00 ]

 ボートレースの魅力の一つに、男女混合で競うという要素がある。サッカー、ゴルフなどは男女別が当たり前。競輪も男女一緒には走らない。そもそも体力が違うし、男女が対決すれば男子がまず勝ってしまうだろう。

 その点、ボートレースは懐が深い。男女が同じ土俵で戦い、女子が男子を負かすシーンも多々ある。か弱い乙女が、頑強なおっちゃんを負かすのだから痛快だ。完全な体力勝負ではなく、ボートの操作性、エンジンの整備力など、体力以外で勝負できるところがいい。

 ただし、完全に男女平等かと言えばそうでもない。ボート操作に必要な運動能力はやはり男子が上。そこで男女間に最低体重制限の差を設けている。男子は50キロ以上で走らなければならないのに対して、女子は47キロ以上でOK。3キロ体重が違うと、レバーを握った時の立ち上がり、直線の加速など全然違うのだ。あとは強いハートがあれば男子と対等に渡り合える

 現在、全選手の約1割強に当たる181人の女子レーサーがいる。エンジンオイルにまみれ、水しぶきを浴びながら…。鳴門G1に登場の日高、三浦、平高は強いハートの持ち主。40人の男子選手に一太刀も二太刀も浴びせるつもりだ。彼女たちの奮闘を意識して見れば、ボートレースの楽しさをより実感できる。

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