G1周年記念競走展望

【下関G1 競帝王決定戦】地元で福呼ぶ 寺田祥

 今年のG1は下関からスタート! ボートレース下関の開設62周年記念「G1競帝王決定戦」(優勝賞金900万)は、あす19日から熱戦の火ぶたが切られる。昨年のグランプリ覇者・瓜生正義はもちろん、松井繁、菊地孝平らトップクラスのウデ自慢がズラリ勢揃いだ。

◎寺田 目標のGP出場へ闘志「ここでリズム上げたい」

 寺田にとって16年は反省の多い1年だった。年末の住之江SGグランプリシリーズこそ優出3着と見せ場を作ったものの、12年以来、4年ぶりに優勝なしという不本意な結果に終わった。ただ、そんな昨年の不振を払しょくするように、今年は地元下関の正月シリーズでいきなり優勝。酉(とり)年の17年、この勢いのまま疾風(はやて)のごとく駆け抜けるつもりだ。

 「昨年はリズムが悪かったので、今年は早くリズムを上げていい1年を過ごしたいですね。地元のG1だし、ここでリズムを上げていきたい。昨年の悪い流れを変えたいです。そうすればグランプリ出場にもつながっていくもしれない。こんなボクでもグランプリ出場という夢は持っていますからね」

 今年に懸ける思いは間違いなく強い。常にクールな印象を受けるが、胸に秘めたる闘志はギラギラと燃えている。この冷静さと情熱のバランスが勝負ごとにおいては、何より大事。夢の第一歩をまずは地元周年で踏み出してもらおう。

 「地元だし、走る時のモチベーションは高いです。下関はすごく乗りやすくて自分のレースができる印象ですね。デビューの頃から数多く走らせてもらっているので、このエンジンはどこまで仕上がるかなというのもある程度分かります。何よりここでレースをする時は、次にどこに出てくるというのが読めるから、ひとつ前のターンはこうしようとか次の手を考えやすいんですよ」

 勝手知ったる地元プール。若い時から熱い声援をくれるファンの存在が、寺田の背中を押してくれる。当地ではこれまで通算6回の優勝経験があるが、うち2回は56周年、59周年という2度の周年Vを含む。3大会周期という“Vの方程式”があるとすれば、今回の62周年記念は縁起のいい大会となるに違いない。

 「地元のG1だから、地元勢でタイトルを守りたいというのは当然あります。山口支部は正直言って、まだ若い世代にSGやG1でバリバリやれるような選手が出てきてないでしょ? 早く誰かに上がってきてほしいけど、それまでは自分たちの世代が頑張らないと」

 地元周年で見せる輝きは、きっと後輩たちへのメッセージにもなるだろう。育ててもらった水面で、簡単に他支部に頂点は譲るつもりはない。同支部の今村豊、白井英治、谷村一哉、海野康志郎らと切磋琢磨(せっさたくま)しながら、難敵を迎え撃つ。

◎渡辺 ニューヒーローだ

 下関周年の歴代覇者の名前を振り返ると、5Vの今村豊を筆頭に地元勢がとにかく強い。そして、もう一つの特徴として、51周年の湯川浩司、52周年の金子龍介と2年連続でG1初載冠が続いたように、当地周年がG1初Vという選手が少なくないことが挙げられる。

 ニューヒーローの誕生という点で期待したいのが渡辺浩司(33=福岡)。昨年は125勝を挙げて年間最多勝のタイトルを獲得した。派手さはないが、堅実なさばきと安定したエンジン出しで舟券に絡んでくるタイプだ。昨年のブレークを契機に今年は記念戦線での活躍を誓っている。

 「一番になれるチャンスなんてなかなかないから、やっぱり(年間最多勝は)うれしかったですよ。下関は昨年一度も走ってないけど、悪いイメージはないし、エンジン出しで苦労したイメージはないです。特に持ちペラ制度のときはいいことが多かったかな」

 昨年は一般戦で?優出8Vと荒稼ぎした一方で、記念戦線では準優のカベに阻まれることが多かった。「記念だとごまかしが利かない。いいエンジンを引いて、しっかりパワーを引き出さないと」。まずはエンジン抽選に注目。今の勢いとリズムを考えれば、実績機なら大仕事の予感が漂う。

◎昨年GP覇者・瓜生がV筆頭候補

 今年一発目のG1レースを52人の精鋭が盛り上げる。また、下関では来年度からのナイター開催が決定。今回の62周年記念がデイレースとして最後の周年記念となる。 

 昨年のグランプリ覇者・瓜生正義を優勝候補筆頭に挙げる。艇界屈指の旋回力と調整力で、縦横無尽に駆け回る。当地は60、61周年と2年連続でFを犯しているだけに、今大会で雪辱を晴らしたい。

 松井繁、重成一人、坪井康晴、菊地孝平、井口佳典、平本真之ら昨年グランプリ戦士からも目が離せない。松井は当地周年で2Vの実績があり相性はいい。11年連続21回目のグランプリ出場へ向けて、年初めから突っ走る。菊地は昨年、桐生メモリアル、鳴門周年、常滑周年で優勝を飾った。持ち前のスタート力でガンガン攻めてくる。

 地元の総大将・今村豊も黙ってはいない。当地ではG18回を含み、通算37回の優勝。初日の海響ドリーム1号艇に抜てきされており、まだまだ若い走りを披露してくれる。他では、白井英治、寺田祥、谷村一哉らの地元勢も意地をみせる。白井、谷村は地元周年をまだ制していないだけに、より一層力が入る。

 篠崎元志・仁志の最強兄弟も忘れてはならない。若手では木下翔太、山崎群の大阪コンビに注目。最近はメキメキと力を付けてきた。エンジン次第では台風の目となってきそうだ。

[ 2017年1月18日 05:30 ]

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