藤井正弘の血統トピック

3代ダービー制覇狙うブリランテ 交配相手不問の自力型ホマレボシ

[ 2016年8月3日 05:30 ]

 【新種牡馬紹介 ディープブリランテ】2009年生まれ 鹿毛 新冠産 父ディープインパクト、母ラヴアンドバブルズ(母の父ルーソヴァージュ)日、英で7戦3勝 主な勝ち鞍は日本ダービー、東京スポーツ杯2歳S 2歳産駒123頭。

 不動のチャンピオンサイヤー、ディープインパクトが2世代目にして初めて送り出した牡馬クラシックウイナー。ちなみに09年セレクトセールでの落札価格は3100万円(税別)というお買い得商品だった。日本ダービーの優勝タイム(2分23秒8)は今なお歴代4位で、負かした相手にはフェノーメノ、ゴールドシップ、ジャスタウェイ、スピルバーグと、後のG1馬が4頭含まれている。イメージ以上に強いダービー馬と評価しておくべきだろう。

 新種牡馬の先陣を切ってJRAオープン馬(ディーパワンサ=中京2歳S勝ち)を出したが、種牡馬としてはむしろ晩成型とも思える血統構成。いずれ“父系3代ダービー制覇”に挑む産駒が現れるはずだ。

 【新種牡馬紹介 トーセンホマレボシ】2009年生まれ 鹿毛 安平産 父ディープインパクト、母エヴリウィスパー(母の父ノーザンテースト)中央で7戦3勝 主な勝ち鞍は京都新聞杯 2歳産駒76頭。

 京都新聞杯はレコード勝ちで、0秒1差3着に粘ったダービーも負けてなお強しの競馬。同じ父のディープブリランテと同格の身体能力をいかに次世代に伝えるか。恐らく交配相手を選ばない自力型。当たれば大きい一発屋タイプだろう。 (サラブレッド血統センター)

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