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【日本ダービー】ドゥラ止めるのはクラウン!

 2冠を狙うドゥラメンテは、3代母ダイナカールと祖母エアグルーヴがオークス馬で、エリザベス女王杯連覇のアドマイヤグルーヴが母。父のキングカメハメハは今なお破られていないレースレコード(2分23秒3)を叩き出した04年のダービー馬である。どうみても中山2000メートル以上に東京2400メートル向きの血統といえるのだが、気性的な“暴発”の恐れとは別に、血統データ的にも“危険因子”は潜在している。「母の父サンデーサイレンス」である。

 父としてのサンデーサイレンスは初年度産駒のタヤスツヨシ(95年)を皮切りにスペシャルウィーク(98年)、アドマイヤベガ(99年)、アグネスフライト(00年)、ネオユニヴァース(03年)、そしてディープインパクト(05年)と、計6頭のダービー馬を出した。日本競馬草創期のトウルヌソルと並ぶダービー最多勝サイヤーなのだが、母の父としては過去15世代で26頭が出走して未勝利。07年アサクサキングス、08年スマイルジャック、10年ローズキングダムの2着が最高着順となっている。ちなみにトウルヌソルも母の父としては56年2着のキタノオーが最高で、ダービー馬を出すことはできなかった。ダービー馬の血統にも“神の見えざる手”が作用しているということなのかもしれない。

 さて、前記3頭の「母の父サンデーサイレンス」のダービー2着馬のうち、最も新しい10年のローズキングダムは、ドゥラメンテと同じキングカメハメハ産駒だった。この年の優勝馬エイシンフラッシュは当時、フランスで供用されていた父キングズベストの持ち込み馬。「母の父サンデーサイレンス」のダービー制覇を阻止しただけでなく、08年のディープスカイ(父アグネスタキオン)から昨年のワンアンドオンリー(父ハーツクライ)まで、前7年で6頭の優勝馬を出している「父の父サンデーサイレンス」に唯一反旗を翻した“血統的異分子”でもあった。

 歴史は繰り返す、とすれば持ち込み馬のサトノクラウンが怖い。皐月賞では先例のなかった父マルジュの高齢(種付け時23歳)を大きな減点材料として取り上げたのだが、ダービーでは68年の優勝馬タニノハローモアがさらに上を行く父ハロウエー24歳時の種付けで、90年のアイネスフウジンは本馬同様、父シーホークの23歳時の産駒だった。今回は「父馬年齢」にこだわる必要はないだろう。なお、持ち込み馬によるダービー制覇はエイシンフラッシュのほかに96年フサイチコンコルド、04年キングカメハメハと、グレード制導入以降に限っても3回記録されている。 (サラブレッド血統センター)

[ 2015年5月27日 05:30 ]

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