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ダービー 2010

【ダービー】フラッシュ極限の末脚で7611頭の頂点に

第77回日本ダービーで優勝したエイシンフラッシュと内田騎手に声援を送る大勢の観客
Photo By 共同

 中央へ移籍して3年目でついにウチパクが夢をかなえた。7番人気エイシンフラッシュを会心の騎乗でダービー馬へ導き、自身も念願のビッグタイトルを手に入れた。

 興奮冷めやらぬ顔で内田は喜びを口にした。「まだ実感がわかない。ダービーという目標を掲げて地方から移籍してきた。こういう形でダービーを勝てるとは思ってもみなかった」と、信じられない表情を浮かべた。

 道中は中団後方から。皐月賞馬ヴィクトワールピサが2番手に位置取り、前半1000メートルは61秒6とかなりのスロー。先行勢に有利な流れにも、昨年のリーディングジョッキーは落ち着いていた。「ペースは遅かったんですけど、中途半端に動いてもしょうがない。前に力のある馬がいたから、直線で前は必ず空くだろうと思っていた。空けばいい末脚は使ってくれるし、届かなければそれまでだと思っていた」。

 鞍上が確信した通り、フラッシュは直線11番手から強烈な末脚を繰り出した。上がり3Fはダービーでは究極ともいえる32秒7!迫りくる2歳王者ローズキングダムをきっちりとクビ差抑え07年生まれ7611頭の頂点に立った。

 04年の安藤勝(キングカメハメハ)に次ぐ地方出身のダービージョッキーとなった内田は「きょうは今までで一番いい出来だった。本当に馬と厩舎スタッフの力に感謝します。1度と言わず、2度も3度も勝っていきたい」と話して、勝利の美酒に酔いしれた。

[ 2010年05月30日]

   

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