【阪神新馬戦】テラメリタ 世代最初の新馬戦で良血証明へ!須貝師「マイルの距離も大丈夫」

[ 2023年5月30日 05:10 ]

Road to 2024

ルメールを背に追い切りを行ったテラメリタ(撮影・亀井直樹) 
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 ダービーからダービーへ―。1年後の世代頂点を目指す戦いが始まる。注目の2歳馬を紹介する「Road to 2024」も今週からスタート。この世代最初の新馬戦となる阪神芝1600メートル戦(土曜5R)でデビューする良血テラメリタ(牝=須貝、父ブリックスアンドモルタル)を取り上げる。

 POGファンにとっても注目の須貝厩舎。昨年の2歳戦では15勝を挙げ、厩舎別トップの勝ち星をマークした。3連勝で朝日杯FSを制したドルチェモアは最優秀2歳牡馬に輝き、フリームファクシ、ショウナンバシットの2頭はダービーにも参戦。逸材ぞろいの厩舎で2歳世代のデビュー第1号となるテラメリタが、土曜阪神5RでJRA2歳戦の一番星を狙う。

 ダービーウイークに行われた1週前追いは騎乗予定のルメールがまたがりCWコースで軽快な動きを披露。内から楽な手応えで併走パートナーを振り切り半馬身先着。5F68秒8~1F12秒0のタイムで駆け抜けた。鞍上は「真面目で乗りやすい。2歳だからまだ子供だけど動きは良かったね。マイルの距離も良さそう」と感触を口にする。

 祖母にエアトゥーレを持つ良血。一族からはキャプテントゥーレ、シルヴァーソニックなど重賞ホースが出ており、母テラノヴァも芝の1200~1600メートル戦で計4勝を挙げた。母も管理した須貝師は「お母さんも素直なタイプだったけど、この馬も素直な性格がいいところかな。マイルの距離も大丈夫だと思う」と話す。

 父は注目の新種牡馬ブリックスアンドモルタル。19年には米G1・BCターフを勝ち、その年の米国エクリプス賞年度代表馬に輝いた。須貝師は「アメリカの芝で勝ってスピード競馬に対応できるから日本にも合うと思う」と期待を寄せる。今年のダービーはサトノクラウンの初年度産駒タスティエーラがV。ポスト・ディープインパクトを巡る種牡馬争いも、ますます白熱していきそうだ。

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