【チャンピオンズC】グロリアムンディ急上昇!大久保師「まだダートでは未知数。限界を見せていない」

[ 2022年12月1日 05:30 ]

CWコースで追い切るグロリアムンディ(撮影・亀井直樹)
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 【G1ドキュメント・栗東=30日】一昨年、チュウワウィザードでこのレースを制した大久保師がグロリアムンディに前のめりだ。「まだダートでは未知数。限界を見せていない。どれぐらい走るのか自分でも興味ある」。

 約5カ月の休養明け。しかも宝塚記念以来の参戦は前代未聞。常識的にはつらい状況だが、指揮官を強気にさせたのがこの朝の最終追いだった。

 先週に引き続き亀田(レースはムーア)が騎乗しCWコースへ。単走で前半ゆったり。最後は仕掛けて6F80秒7~1F11秒5を刻む。いいころの躍動感が戻った。動きを確認したオサムは即座に駆けつけ、前のめりでペンを走らせる。

 「先週は時計こそ良かったが仕掛けてからの反応が鈍く、ワンテンポ遅れたのが不満だった。日曜にも強めをやって今朝はビシッと反応してくれた。追い出してからの反応が速く、馬体も沈むようになった。十分間に合ったかなと」

 安どの表情が逆転をもくろむ勝負師の目に変わった瞬間を見逃さなかった。大久保師を強気にさせるもう一つの理由は鞍上に起用するムーア。馬群を断ち割って抜け出したジャパンカップ。名手に寄せる期待は大きい。

 「凄かったね。先週のレースを見ても、馬を動かすことにたけているジョッキー。心強く思います」

 事実8番人気まで凋(ちょう)落していたゴールドドリームを鮮やかによみがえらせた17年のチャンピオンズCは衝撃として記憶に鮮明に残る。底が見えない超素質+この鞍上なら、不可能を可能にしてくれるかも。迷わず買い、だ!!

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2022年12月1日のニュース