【ローズS】ストゥーティ 母似の戦歴で期待大

[ 2021年9月16日 05:30 ]

<ローズS>坂路で併せて追い切るストゥーティ=左(撮影・亀井 直樹)
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 【東西ドキュメント・栗東=15日】血統から息子や娘が母と姿・形が似るのは、競走馬として当然だが、ストゥーティが顕著に母似といえるのはむしろ戦歴面にある。

 母リラヴァティの現役時を振り返ると、14年のチューリップ賞3着で権利を獲り桜花賞(9着)の舞台を踏んでいるが、娘のストゥーティも、今年のチューリップ賞で3着から、桜花賞(7着)へと同じ道を歩んでいるのだ。

 ならばローズSはどうだろうか。母は得意の?3着で優先出走権を確保して秋華賞(8着)へ駒を進めており、この日、奥村豊師も「お母さんと同じようにつながればいいですね」と、母似の勝負強さを願った。ペンを走らせる菱田には同馬の3着固定の馬券が思い浮かぶが、捕らぬたぬきの皮算用になるかもしれないので金銭欲は振り払った。

 追い切りは吉田隼を背に坂路併走追い。4F54秒6~1F12秒3を馬なりで計時した。「15―15(1F15秒程度)でも良かったくらい。思った以上に時計が速かったのは出来がいいからでしょう」。調教の意図を説明する指揮官からは手応えの良さがヒシヒシと伝わってきた。

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2021年9月16日のニュース