【フラワーC】コントラ圧倒!桜は回避でオークスへ弾んだ

[ 2019年3月17日 05:30 ]

レースを制したコントラチェック(撮影・郡司 修)
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 「第33回フラワーカップ」(G3)は16日、中山競馬場で行われ、丸山元気(28)騎乗の2番人気コントラチェック(牝3=藤沢和)が逃げ切って重賞初挑戦初制覇。14年の半姉バウンスシャッセに続く、同一重賞姉妹制覇となった。また、根本康広厩舎所属の同騎手の“妹弟子”にあたる藤田菜七子(21)も、中山7Rを2番人気ハルサカエ(牝3=大竹)で制し、今月から導入されたJRAの女性騎手減量新ルール下で3週連続Vを飾った。

 初コンビの丸山が満面に笑みを浮かべながら検量室に引き揚げてくる。

 「僕はただ乗っているだけでした。何度か重賞を勝たせてもらっているが、一番楽な勝利でした」

 フェアリーSのフィリアプーラ、小倉大賞典のスティッフェリオに続き今年早くもJRA重賞3勝目(通算7勝目)。絶好調モードに入った藤田菜七子の兄弟子は、騎乗停止中の主戦・ルメールの代役を見事に務めた。

 後続に影さえ踏ませぬ圧倒的なスピードとスタミナで、1番人気のエールヴォアに2馬身半差をつける完勝。「スタートがとてもうまい。他に行く馬がいれば2、3番手でもいいと思っていたが、スピードが全然違いました。しかも、ラストでさらにギアが上がる。凄い馬です」と続けた。

 桜花賞(4月7日、阪神)は中2週とレース間隔が短いため自重し、オークス(5月19日、東京)に直行する見通し。半姉バウンスシャッセが直線の不利で3着に泣いた樫の女王へ前進した。

 ◆コントラチェック 父ディープインパクト 母リッチダンサー(母の父ホーリング) 牝3歳 美浦・藤沢和厩舎所属 馬主・キャロットファーム 生産者・北海道安平町のノーザンファーム 戦績5戦3勝 総獲得賞金5655万9000円。

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