【中山未勝利戦】見逃せない530キロ馬スマイルの初陣

[ 2019年3月8日 05:30 ]

 【東西ドキュメント・美浦=7日】雨に煙るWコースを3歳ゼッケン着用の巨漢馬が突進してくる。併せたオープン古馬レアリスタを馬なりであおった。「凄い3歳馬だ」。調教スタンドから驚きの声が漏れるなか、梅崎がゼッケン一覧表をめくると…。10日の中山5R未勝利戦(芝2200メートル)でデビューする堀厩舎の良血牡馬スマイルだった。

 「経験馬相手で楽ではありませんが、いい素質を持っています。530キロの大型馬なのに動きが素軽い。イレ込まないし、楽しみです」とは担当の森助手。今シーズンの新馬はダート戦4レース(中山、阪神各2レース)が残されているだけとあって、芝の未勝利戦に矛先を向けてきた。NHKマイルC優勝カレンブラックヒルを叔父にもつダイワメジャー産駒。この叔父もダイワメジャーの子とあって血統は極めて近い。

 堀勢は3日の弥生賞でキャリア2戦目のシュヴァルツリーゼが2着。17日のスプリングSで有力視される2連勝中のヒシイグアスもこの日の追い切りで出色の動きを見せた。ミナリクとのコンビで臨むスマイルのデビュー戦も見逃せない。

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2019年3月8日のニュース