【鳥谷越・本社予想の稼ぎどころ】1日中京10R 良血スイープセレリタス、さすがの成長力

[ 2018年12月1日 08:00 ]

 芝1800メートルの1000万戦(8R・オリエンタル賞)が1分44秒7で決まった時点でレコード更新の予感はあったが、アーモンドアイがジャパンCで叩き出した2分20秒6には正直、あ然とした。超高速馬場と2着キセキの積極的なエスコートが要因なのは間違いないが、それにしても速すぎる。しかも、これまでの戦法とは一変した先行策から危なげなく抜け出す完勝劇。この馬は来年、世界の大舞台でどんなパフォーマンスを見せるのか。とにかく、無事に成長していってほしいと願うばかりだ。

 本日の当欄で取り上げるのは、中京10Rの2歳500万下・こうやまき賞。自信の◎指名は、G1・3勝の名牝スイープトウショウを母に持つ良血馬スイープセレリタスだ。8月の新潟新馬戦(芝1600メートル)は若さ丸出しのレースぶりで5着だったが、2戦目の牝馬限定未勝利戦(東京芝1600メートル)でガラリ一変。初戦より3秒2も速い、1分33秒8という出色の時計で初勝利を飾った。1馬身3/4差の2着だったマジックリアリズムが次走で勝ち上がったことからも、レースレベルの高さは歴然だ。一度の実戦でここまで変わるあたり、さすがは良血馬と思わせる成長力。同じ左回りの芝1600メートルで、ライバルに大物が見当たらないここなら連勝が濃厚だ。

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2018年12月1日のニュース