【マイルCS】名手ビュイック「幸運もあった」 外国人騎手が6週連続G1制覇

[ 2018年11月18日 16:03 ]

<京都競馬11RマイルCS>手を振って引き揚げるステルヴィオのW・ビュイック騎手 (撮影・奥 調)
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 秋のマイル王を決める「第35回マイルCS」(G1、芝1600メートル)が18日、京都競馬場11Rで行われ、W・ビュイック騎手騎乗の5番人気ステルヴィオ(牡3=木村厩舎)が優勝。4度目の挑戦で悲願のG1初勝利をあげた。

 デンマーク出身の名手が日本で初のG1タイトルをつかんだ。外国人騎手のG1勝利は秋華賞(ルメール)から6週連続となった。ビュイックは「4、5年ぶりの日本だったんですけど、ずっと日本に来たかった。こうして初めてG1を勝てて、サポートに感謝しながら、うれしさを噛みしめています」と喜びを爆発させた。

 これまでは末脚勝負に徹してきたステルヴィオとのコンビだったが、道中は中団より前にポジション。「従来の作戦は中団から後ろですが、スタートが良かったので無理に抑えず」と馬との折り合いは完ぺき。「ペースも速くなかったし、幸運もあった。思った通りの競馬ができた」と直線では内から抜け出し、連覇を狙ったペルシアンナイトとの叩き合いを制した。

 次週のジャパンCでは牝馬3冠を制したアーモンドアイが古馬の壁に挑戦。一足先に牡馬屈指の実力馬が世代のレベルの高さを示してみせた。

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