珍事…新人騎手が距離錯誤で騎乗停止に 1周目でスパートし最下位 実況アナも絶句

[ 2018年10月13日 17:52 ]

山田敬士騎手
Photo By スポニチ

 13日の新潟競馬6R「3歳以上500万下」(ダート2500メートル)で珍事が起きた。2番人気のペイシャエリート(牡3=小笠)に騎乗した山田敬士騎手が競走距離を錯誤し、最下位に敗れた。山田騎手はあす14日から裁定委員会の議定があるまで騎乗停止となった。

 新潟競馬のダート2500メートル戦は向正面からのスタートで、コースを1周半するため、2度ゴール板を通過する。ところが、山田騎手は距離を錯誤し、1周目にスパート。先頭で1度目のゴール板を通過すると減速し、騎乗馬をコース外側に誘導した。

 その後、後続馬に追いつかれたところで馬群に再合流。異様なレースに、場内実況音声も担当するラジオNIKKEIのベテランアナウンサーである小林雅巳アナが言葉に詰まる場面もあった。結局、ペイシャエリートは1着のオワゾードールから4・8秒も離された最下位に終わった。

 JRAは「(今回の騎乗が)同騎手が競走距離を錯誤したことによるものであると認め、騎手山田敬士を2018年10月14日(日)から裁定委員会の議定があるまで騎乗停止としました」と同騎手の騎乗停止を発表。14日に騎乗予定だった8鞍は全て乗り代わりとなった。

 山田騎手は今年3月にデビューした新人騎手。これまで同期で最多の7勝を挙げている。

続きを表示

2018年10月13日のニュース