【札幌2歳S】デイジー重賞初V 良血がクラシック候補名乗り

[ 2018年9月2日 05:30 ]

ナイママ(左)との叩き合いを制し札幌2歳Sで重賞初勝利を飾ったニシノデイジー(中央)
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 「第53回札幌2歳S」が1日、土曜11Rで行われ、6番人気のニシノデイジーがV。未勝利戦に続く連勝で重賞初勝利を飾り、来春のクラシック候補に名乗りを上げた。

 3代母は札幌でデビュー連勝を飾った名牝ニシノフラワー(92年桜花賞などG1・3勝)。北の大地でその血が騒いだか。昨年マーチS(インカンテーション)以来の重賞制覇となった勝浦は「本当に強かったですね。うまく競馬をしてくれた」と手放しでパートナーを称えた。

 3角から各馬が動く見応えある攻防。デイジーも中団から外を上昇した。「手応えがよくオッと思った」と勝浦。直線入り口では早め先頭のナイママの直後までポジションを上げ、内で粘る相手を競り落とした。

 新馬戦こそ2着に敗れたが、その後は連勝。高木師は「調教と競馬が一致しない感じで、2戦目も勝つには勝ったが内容はいまいち。それが短期放牧を挟んだ後は余計なことをしなくなった」と精神面の成長を強調した。今後は未定ながら、1800メートルの重賞を制したことでクラシックが視野に入る。デビューから手綱を取る鞍上は「まだ幼いところがあるが、それでいてこの勝ち方。まだまだ良くなっていくと思う」とさらなる成長に期待を寄せていた。

 ◆ニシノデイジー 父ハービンジャー 母ニシノヒナギク(母の父アグネスタキオン) 牡2歳 美浦・高木厩舎所属 馬主・西山茂行氏 生産者・北海道浦河町谷川牧場 戦績3戦2勝 総獲得賞金3929万円。

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2018年9月2日のニュース