【細原・騎手で獲る 特別編】10日阪神5R サートゥルナーリア器はすでに“G1級”

[ 2018年6月10日 08:00 ]

 先週の当コラムで推奨した新馬アカネサスがV。鞍上のM・デムーロは能力を信頼してギリギリまで追い出しを我慢。狭い馬群を縫うように、ゴール前は余力たっぷりに差し切った。12年の阪神牝馬Sを制した母クィーンズバーンも同じ浅見厩舎で、馬主も同じ林正道氏。「オーナーは喜んでたみたいやね。先々も楽しみ」と浅見助手。次戦は札幌2歳S(9月1日)を予定。今後も注目したい。

 今週の新馬戦の大物は日曜阪神5R◎サートゥルナーリア(牡=角居)。母は日米オークス馬シーザリオというおなじみの良血。1週前のCWコースではオープン馬トーセンビクトリー(マーメイドS出走)を軽々突き放すと、前を行くG1馬ペルシアンナイトをアオる動きを見せた。池江厩舎と偶然、追い切りが重なったことで実現した“夢の共演”だが、あの爆発的な瞬発力は高い将来性を感じさせる。「前進気勢の強かった兄とはタイプが違い操縦性が高い。この時期でこれだけ動く2歳はそうはいないと思う」と前川助手。機動力に優れていた父ロードカナロアの良さが、しっかりと継承されている。ここは相手探しだ

 本線は○タガノジェロディ。3日の追い切りでは坂路4F51秒7の好時計。初戦から走れる仕上がりだ。馬券はこの2頭軸の3連複。ディープダイバー、ウォーターエデン、オスティリオの3点勝負。

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2018年6月10日のニュース