【阪神新馬戦】超良血サートゥルナーリア、西の怪物くん出陣

[ 2018年6月8日 05:30 ]

雨の中、調教へ向かうサートゥルナーリア(撮影・平嶋理子)
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 新馬戦には西から大物が登場。日米オークスを制したシーザリオを母に持つサートゥルナーリア(牡=角居、父ロードカナロア)が日曜阪神芝1600メートル戦でデビューを迎える。

 サートゥルナーリアは日米オークスを制したシーザリオを母に持つ、厩舎ゆかりの血統。半兄のエピファネイア(菊花賞、ジャパンC)、リオンディーズ(朝日杯FS)もG1を制した良血ファミリーだ。

 圧巻だったのが1週前追い。CWコース3頭併せで僚馬2頭を突き放し、そこから前にいた池江厩舎のペルシアンナイトにまで迫った。G1馬に食い下がったパフォーマンスに、角居師も「何を追いかけてるんだ」というほど驚きを隠せない。「順調にきているし、だいぶできているかな」と仕上がりに太鼓判を押す。

 ロードカナロア産駒はアーモンドアイ、ステルヴィオなど初年度からクラシックで活躍する馬を出した。父が代わり「きょうだいとはタイプが違って、スピードが勝っている感じ。距離適性は上より、やや短めかも」と感触を口にする。

 2歳世代の新馬戦が始まった先週の東京芝マイル戦は、東の名門・藤沢和厩舎のグランアレグリアが1分33秒6の破格タイムでV。近年は有力馬のデビューが早まっている。角居師は「育成も早いうちから、レベルの高い調教ができている。有力クラブもぶつかっていくし、秋まで待ってたら、使えるチャンスもなくなってくるので」と説明。

 先週の新馬5レースのうち、勝ち馬4頭は“ノーザンファーム生産馬”だった。同ファーム生産のサートゥルナーリアも「牧場からずっと順調だった」(角居師)と期待を持って送り出す。その初陣に注目だ。

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2018年6月8日のニュース