【安田記念】リチャード、時計勝負になった場合の対応力未知数

[ 2018年5月31日 05:30 ]

スワーヴリチャードに騎乗し、追い切り馬場へ向かうM.デムーロ
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 【取捨選択】スワーヴリチャード陣営は大阪杯を勝ったその週のうちに安田記念出走を表明。得意の左回りを狙ったレース選択には確かな手応えが感じられる。鞍上のM・デムーロがライバルとなるレッドファルクス、ペルシアンナイトを熟知しているのもプラス材料だ。

 だが、初のマイルを問題なくこなせるかには疑問が残る。2400〜2500メートルを走ったダービー以降3戦から、今年は2000メートルに距離を縮めて連勝したが、ともにスローペース。動きたいところで動けた大阪杯は展開に恵まれた面もある。これまで前半3F34秒台の競馬を経験したことがなく、ハイペースからの時計勝負になった場合の対応力は未知数。先行馬の枠順や並びから「ハイペースなし」と確信できなければ◎は打てない。

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2018年5月31日のニュース