菜七子、「黒髪美人大賞」受賞 黒髪の輝きターフ外でG1級

[ 2018年4月18日 05:30 ]

プレゼンターの川島海荷(右)と笑顔で髪をかきあげる藤田菜七子
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 JRA所属唯一の現役女性騎手・藤田菜七子(20)が17日、日本で最も美しい黒髪を持つ女性に認定された。創業400年以上の歴史を持つ化粧品メーカー、柳屋本店(本社・東京都中央区)が選定する「第3回黒髪美人大賞」を受賞。G1騎乗資格取得まであと3勝と迫る中、ターフ外で「黒髪美人」という“G1級”の称号を手に入れた。

 黒髪美人は騎乗の際の勝負服から一転、えんじ色のノースリーブのワンピースに身を包み、最高の笑顔を見せた。

 「私なんかがこんな素晴らしい賞を頂いていいのかな?という気持ちが一番ですが、賞に恥じないように奇麗な女性になっていきたい」

 歴代受賞者は全て女優で、競馬界はもちろんアスリートとしても初受賞。菜七子はこれまで一度も髪を染めたことがない貴重な黒髪の持ち主で、内面からあふれるピュアなイメージが健康的で美しい黒髪の魅力とマッチするとの理由で、「今、日本で最も黒髪が似合う女性」に認定された。

 菜七子自身も黒髪へのこだわりが強い。「日本の女性らしさに加え、黒髪だと肌の色も白く奇麗に映る。今のところ、今後も染める予定はありません」。競馬学校時代は規則で男性は丸刈り、女性も短髪と定められており、「美容室でも“男の子みたいに切ってください”」とオーダーしていたという。また、同時代には「競馬のことに関しては男性であろうが負けたくない」との負けず嫌いの性格から、男性候補生との言い争いも絶えなかったと意外な一面も明かし、「でも、張り合っても、結局最後は言い負かされるんですけどね」とはにかんだ。

 「レースでは汗もかくし、砂を浴びることも多く、いつもベタベタ。これといったケアをしていなかったので、髪は傷んでいるものと思っていたんですが…」。そう謙遜するが、ツヤのある黒髪は光り輝き、「馬も好不調は毛に表れる。毛ヅヤがいい時は調子がいいんです」とニヤリ。レース中は常に髪を一つに束ねているが、連続騎乗でレース間隔が詰まっている時でも、「気持ちを(冷静に)リセットするため」に髪を一度ほどき、束ね直すのが菜七子流だ。そんな黒髪美人も、オフは干物女!?「結構なインドア派で、家で読書しながらゴロゴロしています」と笑いを誘った。

 今週末も3週連続V、そしてあと3勝と迫るG1騎乗資格を獲得できるか、など見どころ満載。「ジョッキーとしては“次の1勝”が常に目標ですが、G1でも信頼して乗せていただけるような騎手、そしてたくさんの方に愛される騎手になりたい」と力強かった。

 ◆黒髪美人大賞 世界へ向けて日本女性の黒髪の美しさを伝え、文化的価値を守り、次世代に継承することを目的とした賞。川島海荷に続いて第2回大賞は女優の高橋ひかる(16)が受賞。

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