【アンタレスS】砂の超大物候補だ!グレイトパールが完勝

[ 2018年4月15日 21:03 ]

川田を背にアンタレスSを制したグレイトパール(手前)
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 役者が違った。「第23回アンタレスS」は1番人気のグレイトパールが11カ月ぶりも何のその、中団から外々を回ってねじ伏せる完勝。砂に転じて無傷の6連勝で、2つ目の重賞タイトルを手にした。

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 横綱相撲だった。大柄なグレイトパールにとってプラスではない最内枠だったが、川田が促しつつ馬群をさばき、向こう正面では外へ。こうなればひと安心。そのまま大外を回して4角で先団に取り付くと、直線でもうひと伸び。粘り込みを図るミツバを捕らえて、先頭でゴールした。川田は安どの笑みを浮かべる。

 「11カ月ぶりを無事に終えられたことが何より。いい雰囲気で上がって行けたし、最後はこの馬の本来の良さが出てくれました」

 昨春の平安Sで重賞初制覇を果たした直後、右前脚の骨折が判明。年末に一度は入厩したものの体調を崩し、復帰が延び延びになっていた。中内田師は「しっかり走って、速い時計に対応できた。十分かな」と満足そうに振り返る。母系は千代田牧場が誇るワールドハヤブサ系。ニッポーテイオーやタレンティドガール、ホエールキャプチャを輩出した名牝系から出現した砂の超大物候補だ。飯田正剛代表は「強かった! 帝王賞に行きたい」とG1挑戦を視野。次走は未定だが、砂の頂上は間違いなく手の届くところにある。

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2018年4月15日のニュース