藤岡師、桜の無念をサンリヴァルで晴らす!

[ 2018年4月12日 17:23 ]

藤岡健一調教師
Photo By 提供写真

 今週こそは戴冠だ!

 3頭出しの桜花賞はリリーノーブルの3着が最高着順だった藤岡厩舎が、皐月賞にサンリヴァルを送り込む。前走の弥生賞はダノンプレミアムにこそ完敗の4着だが、2着ワグネリアンとは1/2+ハナの僅差。藤岡師は「“あの馬”は別にして、他とは差がなかったからね」と口にしてから、さらに前向きな言葉を並べた。

 「ここ2戦は力負けとは思ってないよ。前々走は前に厳しい展開。前走にしても最後は1頭になって、最大の武器の勝負根性を引き出せなかったからね」

 もともとポジティブな藤岡師をますます強気にさせたのが圧巻の最終追いだ。CWコース併走でライデンバローズ(4歳500万)を追いかけて、余裕の3馬身先着。「狙い通り、前走から格段に良くなってる。送り出す厩舎サイドとして不安材料は何もない」と言い切る。

 「ペースが流れるのは歓迎だし、ルーラー産駒だから道悪もうまいはず。桜花賞は“3本の矢”で挑んで悔しい結果。今週は1本になるけど、先週に負けないぐらい期待しているよ」

 大混戦らしく、ゴール前で横並びの叩き合いになれば、持ち前のしぶとさが生きてくる。デビュー以来、最速のペースで勝ち星を重ねる長男・佑介とのタッグで、厩舎初の牡馬クラシックタイトルをつかみとる。

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2018年4月12日のニュース