【大阪杯】スワーヴリチャードが圧巻V!ミルコ大まくりで右回り克服しG1初制覇

[ 2018年4月1日 15:40 ]

<阪神11R・大阪杯>M・デムーロを背に大まくりで大阪杯を制したスワーヴリチャード(左)
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 昨年からG1に昇格した春の中距離王決定戦「第62回大阪杯」(G1、芝2000メートル)が1日、阪神競馬場11Rで行われ、M・デムーロ騎手騎乗の1番人気スワーヴリチャード(牡4=庄野厩舎)が優勝。4度目の挑戦でG1初制覇を果たした。

 出遅れて最後方からの競馬となったスワーヴリチャード。スローペースの展開となると、デムーロは3コーナー手前から大まくりの奇襲。一気に先頭に並びかけると、直線でも勢いは衰えずそのまま押し切った。勝ちタイムは1分58秒2(良)。3/4馬身差の2着には追い込んだペルシアンナイト、さらに3着にはアルアインが入り、4歳世代が上位を独占した。

 勝ったスワーヴリチャードは父ハーツクライ、母ピラミマという血統。昨年はダービーで2着に入るなど、世代トップクラスの能力を示したが、G1タイトルには手が届かず。4歳になった今年初戦は金鯱賞を完勝し、このレースに臨んでいた。通算戦績は10戦5勝。これまで重賞3勝すべてが左回りだったが、右回りでも強さを発揮した。

 鞍上のデムーロは中央G1通算25勝目で今年は初勝利。管理する庄野師は開業12年目でうれしい中央G1初勝利。

 昨年、このレースの初代王者に輝いたキタサンブラックはその勢いのまま年間G1・4勝を挙げ、年度代表馬にも選出された。絶対王者が引退し、主役不在で迎えた今年の古馬中距離路線だったが、最多7頭が出走した4歳世代のスワーヴリチャードが世代交代を印象付けた。

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2018年4月1日のニュース