原田、攻めて122期チャンプ 福岡支部14人目 父は富士男

[ 2018年3月24日 05:30 ]

優勝旗を手にする原田才一郎(中央)。左は2着福田太一、右は3着若林義人     
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 ボートレース第122期生の修了式が22日、福岡県柳川市大和町のボートレーサー養成所で修了生26人(女子3人)はじめ、親族、関係者ら約300人が集まり盛大に行われた。修了記念競走優勝戦は原田才一郎(21=福岡)が道中抜きでチャンプの座を勝ち取った。福岡支部の優勝は116期の田中宏樹以来14人目。第122期生は5月から全国でデビューする。

 徹底した攻めのレースで混戦を制した。4コースから1マークはまくり。2マークも豪快に握り、ホームで一気に伸ばして若林を捉えると、2周1マークも握ってケリを付けた。

 「ダッシュのスタートには自信があった。迷ったら握ろうと、思い切って行った。モーターには自信を持っていけた。気持ちの勝負でしたね。最後まで油断せずに守り切れた」

 父・富士男(49、福岡=62期)の背中を追い、ボートレーサーを志した。「勝てたことを早く伝えたい。選手としても人としても見習うところばかり。目標はもちろん父です。何年かかっても勝てるように頑張りたい」とキッパリ言い切る。リーグ戦では最多の5回の優出で2回の優勝。勝率は7点台をマークした。122期からは養成費用が無償化された。「1年間過ごした誇りを証明したいですね。最優秀新人を目指す」。5月7日からの若松でデビュー。父子で切磋琢磨(せっさたくま)する日々が始まる。

 ◆原田 才一郎(はらだ・さいいちろう)1996年(平8)10月18日生まれの21歳。福岡県北九州市出身。父・富士男も現役ボートレーサー。リーグ戦勝率は7.03。好きな言葉は臥薪嘗胆。剣道3段。1メートル65、54キロ。血液型A。

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2018年3月24日のニュース