藤根、ゴール前伸びて執念の男子チャンプ!「目標は平原さん」

[ 2018年3月24日 05:30 ]

競輪学校卒業記念レース決勝 ( 2018年3月23日    伊東競輪場 )

笑顔でポーズする藤根俊貴
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 巡ってきたチャンス。在校5位の藤根が確実につかんだ。「自分から仕掛けて負ける分には仕方ないと思っていた。それが残り1周で“行ける!!”と。勝ちを狙った」。黒沢が主導権を握ると曽我が最終ホームでまくり返す。曽我を追走していた藤根に流れは向いたが、まくった宮本が最終2センターで先頭に。藤根は合わせて踏み込み、最後は執念で伸び勝った。「結果は満足。だけど内容が良くない。それが心残り」と笑いながら頭をかいた。

 都道府県対抗自転車競技大会(16年)のケイリンで優勝するなど順天堂大では輝かしい実績を残した。同期には大学時代のライバルたちがそろい「みんな練習から意識が高い。相乗効果で強くなれた」と学校生活を振り返った。デビュー後は「自在で頑張りたい。まくりはもちろん、先行でも残れるように。目標は平原康多さん。あの領域を超えたい」と夢を語った。

 ◆藤根 俊貴(ふじね・としき)1995年(平7)2月11日生まれ、岩手県紫波郡紫波町出身。順天堂大卒。在校成績は66戦25勝、2着19回で第5位。師匠は佐藤友和(88期)。1メートル76、85キロ。血液型B。

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