【金鯱賞】バルジューがデニムの花道飾る、2週続けて追い切り

[ 2018年3月8日 05:30 ]

 【東西ドキュメント・栗東=7日】D・バルジューと菱田はスキンヘッド仲間とあって、ウマが合う。そるのは「2、3日に1回」と、やや適当なのがバルジューで、毎夜そる菱田と回数に違いはあれど、手にするのは電動式ではなく、T字カミソリで同じだ。

 日本語は達者ではないが、何となく会話は成り立つもので「フォー・ウイン」は先週挙げた自身の4勝のことで、「ツー・ボーイ」は母国イタリアにいる10歳と11歳の息子のこと。サッカーに夢中だという。

 金鯱賞で騎乗するデニムアンドルビーは2週続けて追い切りに騎乗。「良かった」とコメントは少々でも、同馬が引退レースだとの知識は持ち合わせていた。さらに昇竜Sのメイショウイサナは武豊から同馬の特徴などを教えてもらうなど、すっかり溶け込んでいる。

 バルジューは16歳でデビュー。当初は2年近くも勝てず、騎手から遠ざかって父の大工の仕事を手伝ったことがある。その挫折を乗り越えて現在に至る騎手人生。短期免許であれ、日本の競馬にフィットしている気がした。

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2018年3月8日のニュース