幸四郎師に聞く「藤沢和先生から“財産”」「準備に忙しかった」

[ 2018年3月2日 05:30 ]

7調教師 厩舎開業

武幸四郎調教師
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 【武幸四郎師に聞く】

 ――いよいよ調教師として厩舎開業。気持ちの高揚感は?

 「開業の準備に忙しかったので、特別な意気込みはないです。苦手とする業者とのやりとりも大変で、そういうのに日々、追われています」

 ――技術調教師としてこの一年を振り返ると。

 「藤沢和雄先生に教えてもらえたことが大きい。調教師試験に合格したものの父親はすでに亡くなっていたので、自分から藤沢先生に電話して(調教師の修行を)お願いしました。あれだけ偉大な方だし最初はビビりましたよ。でも、今となっては財産」

 ――教わったことの一例を挙げてほしい。

 「それはもう山ほどあります。馬への接し方、乗り手や厩舎スタッフへの指示など。時に馬への厳しい躾(しつけ)は最終的に馬に対する愛情でもあるんですよね。北海道も同行させてもらいましたが、2、3日ずっと一緒だし全てが勉強になりました」

 ――そこで得た財産を今後どう生かすのか。

 「藤沢先生に教わったことに加えて自分の騎手生活20年間を取り入れてやっていきたい。できることをちゃんとやる、とそこは肝に銘じています」

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2018年3月2日のニュース